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【句会録】第四回部内句会

2015年04月21日
 三月二十三日に部室で行われました第四回部内句会の結果をお知らせします。今回の句会は旭川東高文芸部OBOGの堀下翔さん、三宅礼華さんがご参加くださいました。
・春の句二句
・一人二句投句、三句選句(特選一句、並選二句)
・参加者~堀下翔さん、三宅礼華さん、ありあ、紫隅亮介
・雨宮寧々子は投句のみ、むみゃ~は選句のみ。
・括弧内は選者名、太字は特選選者です。




フランスパンはらりこぼれて猫の恋 紫隅亮介/2点句
(三宅、むみゃ~)
・パン粉にしたのかな?
・崩れ方と季語の組み合わせがいい。
・五感で伝わってくる。
・異国の路地裏のイメージ。季語がぴったり。
・はらりと落ちる様子が猫の気まぐれ感に合うと思った(詠者より)。

春時雨民俗学は森へ行く 堀下翔/1点句
(ありあ)
・哲学とか思想とか、結局は根本となるひとつのものに辿り着くんだという発想。
・雨も考えもすべて森の中に吸い込まれていく。
・授業で実際に森へ行ったことが作句の発端(詠者より)。

タイムカプセル春の宇宙にゆくかたち ありあ/無点句
・前衛的。ゆくかたちは甘い、平凡。
・希望のある句を作りたかった(詠者より)。

見守りし子の口紅や雛祭り 三宅礼華/1点句
(ありあ)
・ハラハラしている母親が目に浮かぶ。
・必ず女の子が通る道。
・せっかく女の子の日なので作りたいと思った(詠者より)。

バーバパパ形の雲あり春の色 雨宮寧々子/1点句
(堀下)
・挨拶句、時事ネタ句はつい取りたくなってしまう。
・着眼点が面白い。
・色に物語が込められている。
・季語が微妙。

春暁や集まり合ひて鳥の老ゆ 堀下翔/無点句
・春と老いの組み合わせ。
・群馬で鶺鴒を見たので作りたくなった(詠者より)。

フリースローはずしたまつげ春の海 紫隅亮介/2点句
(堀下、木村)
・試合の帰りのイメージ。そのまなざしで海を見つめているのだろうか。
・睫毛に託したところがいい。口語も合う。
・海辺の少年たちを想像した。バスケをやる日常の中に海があたりまえにあるというのが美しい。
・今日球技大会だったので(詠者より)。

山笑ふ口笛で吹く校歌かな ありあ/4点句
(堀下、紫隅亮介、三宅、むみゃ~)
・入学のイメージで新しい校歌。
・卒業生か入学生なのか曖昧で弱い。
・帰り道のニュアンス。
・前に進んでいく、希望の句。
・卒業生のイメージで作った(詠者より)。


春めくやシャッター通りを走る音 三宅礼華/1点句
(紫隅亮介)
・冷たい感じ。人がいるようないないようなぞっとした感じ。
・子供が学校へ駆けだして行くような明るい句だと思った。
・「を」がいらない。
・さびれた感じだからこそ春めき感がほしい(詠者より)。

ラスカルのお皿を磨く日永かな 雨宮寧々子/3点句
(三宅、むみゃ~、紫隅亮介)
・ラスカルはなぜか春っぽい。
・おいしいご飯が出てきそう。
・ラスカルに惹かれて点を入れた。
・季語が近いかも。
・「の」が主格なのか連体修飾格なのかで景が分かれる。

 
 お忙しい中、先輩方ありがとうございました! またいつでも遊びに来てくださいね!!


【句会録】部内クリスマス句会

2015年03月28日
 十二月二十二日に部室で行われました部内クリスマス句会の結果をお知らせします。
・題詠「クリスマス」
・一人一句投句、二句選句
・参加者~ありあ、雨宮寧々子、こんがらがるー、紫隅亮介
・想真唯愛、むみゃ~は投句のみ。括弧内は選者名です。




 減つてゆく絵本売り場のサンタかな ありあ/一点句
 (こんがらがるー)
 ・絵本の表紙のサンタクロースが目に浮かぶ。
 ・ミッケとかウォーリーが懐かしい。
 ・絵本売り場の減つてゆくサンタクロースが妥当な語順(詠者より)。

 心電図見ながら眠るクリスマス 紫隅亮介/二点句
 (ありあ、雨宮寧々子)
 ・介護、看病のクリスマス。
 ・辞世の句リスマス。
 ・金田一少年がモチーフ(詠者より)。

 キリストを誰と言う子のクリスマス むみゃ~/三点句
 (ありあ、雨宮寧々子、紫隅亮介)
 ・日本人あるある。
 ・バレンタインもこういう感じになるよね。

 毛糸編む飴玉をまた噛みくだく 雨宮寧々子/一点句
 (こんがらがるー)
 ・妹の誕生日に飴をたくさんあげたのを思い出した。

 シャクシャクと雪踏む音にジョン・レノン こんがらがるー/一点句
 (紫隅亮介)
 ・Happy Xmas (War Is Over)を思い出した。
 ・ジョンレノンで一句作りたいと思って作りました(詠者)。

 隣には聖菓を食べる人のいる 想真唯愛/無点句

【句会録】第三回部内句会

2014年09月20日
 九月八日に部室で行われました第三回部内句会の結果をお知らせします。今回の句会は旭川東高文芸部OBOGの堀下翔さん、三宅礼華さんがご参加くださいました。
・夏秋句二句
・一人二句投句、三句選句(特選一句、並選二句)
・参加者~堀下翔さん、三宅礼華さん、小川朱棕、想真唯愛、ありあ、雨宮寧々子、むみゃ~、ケラー、紫隅亮介
・括弧内は選者名、太字は特選選者です。




ワンピース雑に積まれてゐる晩夏 小川朱棕/8点句
(三宅、想真唯愛、ありあ、雨宮寧々子、ケラー)
・ぶっきらぼうな言い方が好き。
・季語がぴったり合って、分かりやすかった。
・夜っぽい。
・松山から帰ってきたときの私の部屋がこんな感じでした。(詠者より)

夏料理器に川の流れけり ありあ/6点句
(堀下、小川朱棕、ケラー)
・類想が多い季語であるけど、正しい付き合い方をしている。
・見立てがうまい、涼しさが伝わる。
・想像しにくい。比喩なのか、本当なのか。
・器の模様が川っぽく見えた。(詠者より)

夏帽の浮力を日記帳に描く ケラー/4点句
(雨宮寧々子、小川朱棕、ありあ)
・楽しそう、発想が豊か。
・イラストとして描かれる夏帽ってだいだいこんな感じ。
・浮力は目に見えないものだから分かりにくい。海に落としちゃったのかな?
・日記帳ではなく絵日記が正しいかも。

葉緑体未来都市めき涼新た 小川朱棕/3点句
(堀下、三宅、雨宮寧々子)
・図解で見たものが未来都市っぽいからピンと来た。
・着眼点、表現がおもしろい。
・三段切れの鋭さ。鋭角的な分かりやすい句。
・めきは「~のように見えてきた」だからちょっと違うかも。

何となく生きてきたんだ秋の空 紫隅亮介/2点句
(想真唯愛、むみゃ~)
・フレーズがしっくりきた。こういうの好き。
・季語がすんでいるとぼんやりの対比。春か冬でもいいかな。
・楽観的なのか落ち込んでいるのか分かりにくい。
・景がほしい。

夕立やプラットホームの置き手紙 三宅礼華/2点句
(むみゃ~)
・電車通だから分かる俳句。
・年季がありそうなホームを想像した。
・北海道とか田舎の無人駅は伝言板とかありそうだからそういうのかな。
・夕立と手紙を取り合わせた物語が読み取りにくい。

相席の人と白玉食べてをり ありあ/2点句
(紫隅亮介)
・きっと二人とも白玉を食べているはず。
・ドラマチックな展開に期待。情景、ドラマが浮かびやすい。

蝉の声ホーム溢れ返りけり 想真唯愛/2点句
(堀下、三宅)
・うるささ、騒がしさが分かりやすい。
・東京は人も蝉も暑さも溢れかえる。ホームという言葉の本意を感じる。
・本州は蝉の存在感を強く感じられるので、本州住みの人の句かと思ったら違った。逆に、北海道にいるからこそ気づいた発見なのかも。
・普通すぎて感動がない(元本州住み)。

氷食む子らの右頬膨れけり 三宅礼華/2点句
(ケラー、小川朱棕)
・想像しやすい。
・涼しさ、ほほえましさを感じる。
・氷は噛み砕くものでは? 意見が分かれそう。

鬼灯に沿って歩くは泣く子かな むみゃ~/2点句
(ありあ、紫隅亮介)
・沿って歩くが優しい。
・歩いて泣く子かな、でもいいかも。
・~は~かなが気になる。かなは大きな詠嘆過ぎる。「は」が「かな」を殺す。
・あんまりいい取り合わせではないかも。

「笑うのが下手」と言われし短夜よ 想真唯愛/1点句
(紫隅亮介)
・言われたことがある人多そう。
・季語の暗さを感じる。
・季語が合わない。ちょっと色っぽいかな。
・括弧がなくてもよさそう。
・「し」は過去だから短夜は回想になってしまう。

一列にグラブ並ぶや秋の風 ケラー/1点句
(むみゃ~)
・野球をやっていると分かる。
・秋だから引退試合とかかな。
・秋風はものを浮かび上がらせるような季語だからそういう意味では合っている。でも季語が動く。

白樺のある資料室秋時雨 雨宮寧々子/1点句
(想真唯愛)
・支部大会(市内のアイヌ記念館に行きました)のときの句かな。
・資料室と季節にもブレを感じる。
・時雨に無理がある。

ゼリーの少女とプリンの少年と 紫隅亮介/無点句

みづうみの広さのボート乗り場かな 堀下翔/無点句

夕焼けを見る類想はあるだろうが 堀下翔/無点句

ミイラからの電話の来たり星月夜 雨宮寧々子/無点句

空梅雨に一筋流るる涙かな むみゃ~/無点句


 先輩方、ありがとうございました! 久しぶりに句会ができて懐かしい気持ちになりました。一年生は卒業生と句会をして新鮮だったのではないでしょうか。なにはともあれ楽しい時間となりました。

俳句甲子園ホテル句会2014

2014年08月29日
 第十七回松山俳句甲子園が終わった八月二十四日の夜、ホテルにて句会をしました。当季雑詠で一人一句投句、三句選句。
参加者は旭川東から池原早衣子、木村杏香、渡部琴絵、荒井愛永、平田莉々、旭川東OBの堀下翔、ゲストとして名古屋高校の長谷川凜太郎さん、柴田健さん、鶴田侑己さん、坂田悠輔さん、竹中健人さん、岡田篤弘さん、栃木県小山高校の川島史奈さん、瀧郁弥さんがご参加くださいました。
 なお、句会録は都合により公表の許可を得た句のみ載せていただきました。




爽やかや猥談をして笑ふ声 池原早衣子(旭川東)

夢デパート千階天の川フロア 渡部琴絵(旭川東)

青春よこの中に散れ流星群 柴田健(名古屋)

流星や水平線上落ちてゆく 岡田篤弘(名古屋)

無花果や嘘をつきたるときの指 木村杏香(旭川東)

猫流れ星をとらへるごとく跳ぶ 荒井愛永(旭川東)

柿ひとつ車掌に渡す無人駅 瀧郁弥(小山)

夕空の味に染まりて甘き柿 川島史奈(小山)

秋風やライオンの尾がみづの中 堀下翔(旭川東OB)

流星の後に残るはのびた麺 坂田悠輔(名古屋)

靴占い表向くなり林檎かな 平田莉々(旭川東)

流星や烏止まれる松山城 竹中健人(名古屋)


 突然のお誘いにもかかわらず参加してくださった名古屋高校、小山高校の皆様、充実したひとときを本当にありがとうございました。こちらの手記ミス等ありましてすみませんでした。またどこかでお会いできるのを楽しみにしています。

【句会録】春の吟行句会2014

2014年08月29日
報告が遅くなってしまいました。五月五日に新入部員歓迎の一環として、吟行を行いました。
場所は、中心街の近くながらも自然の多い常磐公園。
五月十九日に改めて開いた句会の結果をご紹介します。
・当季雑詠(春)
・投句は一人一句、選句は一人二句
・参加者 小川朱棕、ありあ、雨宮寧々子、ケラー、紫隅亮介、里久(投句のみ)




さくらさくら一本道のなかりけり(ありあ)/二点句
・夜桜お七っぽい。
・人生に一本道は無い。
・破調が気になる。
・常盤公園は道が入り組んでいる。(詠者より)

満開のつつじ恋敵の家に(小川朱棕)/二点句
・イラッときていい。
・きっと百花繚乱のようにいい女。
・きっぱりとした表記がいい。
・詠者の知り合いの家である。(詠者より)

春の瀬や緑の冷たき音がする(ケラー)/二点句
・夏っぽいかな。
・温度感覚は季語に表れている。
・がをのにしたらいいかも。

桜咲く後ろ姿を見ぬ心(紫隅亮介)/一点句
・受験の悲しさ。
・ドラマはいいが心がおしい。
・散るではない。
・失恋の多き恋、受験の別れを詠みたかった。(詠者より)

鳩にえさやる午後垂れ柳かな(里久)/一点句
・要素が多いかも。
・中七の切れがよい。
・曲線のある柳が色っぽい。

丸筆の忘れられたる夕桜(雨宮寧々子)/無点句
・丸筆が分りにくい。
・寂寥を感じる。
・たりでもいいかな。

【句会録】第二回部内句会

2013年10月27日
十月二十三日に部室で行われました第二回部内句会の結果をお知らせします。

・席題『流星』(傍題として星飛ぶ、星流る、夜這い星、流れ星)
・投句は一人一句、選句は一人二句
・参加者 小川朱棕、ありあ、雨宮寧々子、開来山人、想真唯愛(空集合:選句のみ)


合い鍵は胸ポケットに星流る(雨宮寧々子)/四点句
・鍵、流星、胸の組み合わせがすごく好き。
・合い鍵がいい。
・胸ポケットに入れるとすぐ落ちるけど、一番大事な人の鍵を大事なところ(胸)に入れるのっていい。
・胸ポケットがイケメンだ。
・きっとワイシャツの胸ポケットに違いない。
・いい感じの言葉を探していたら、この形に落ち着いた。(詠者より)

野良猫を抱いて見ている流れ星(想真唯愛)/三点句
・会社帰りのサラリーマンが抱いてるのかな。イケメンだ。
・どちらかというと女子っぽい。
・子供じゃなくて女子高生とか、大人が見ている気がした。読み手によって人を選ばないところがいい。
・ジブリ映画みたい。家に連れて帰ったけど家では飼えないからといわれ、しぶしぶ外で
一緒に流れ星を見ているシーンが浮かんだ。
・旧かなを使っても良かった。
・大小の対比。
・家の向かいの果物屋の猫がひざに乗ってきたのをイメージした。普通の猫だったら面白くないから野良猫に。(詠者より)

星飛んで少年倶楽部の幕上がる(小川朱棕)/二点句
・少年倶楽部の言葉がいい。
・少年倶楽部は大正時代からあるものだ。昼間なら奇跡は起こらないが、星が飛ぶような夜になら昔にタイムスリップできそう。
・「の」はいらなかったかも。
・少年倶楽部という言葉がきらきらしている。
・ライオンキングとかが始まりそう。
・少年倶楽部って何だろう。
・幕上がるってわくわくする。
・少年倶楽部は大正からあるほうではなくて、作者の中ではジャニーズのほう。バック転とかが浮かんできた結果、こうなった。(詠者より)

象の家からも流星見ゆるなり(開来山人)/二点句
・象の家って何だろう。小屋とかかな。
・流星と象の取り合わせがいい。飼育員目線?
・宮沢賢治の「オツベルと象」みたい。
・流星じゃなくてもよかったような気がする。
・最初は象舎のイメージだったが、最終的には大草原に象たちが群れて一日限りの家で眠っているのをイメージした。(詠者より)

教会の朱色の屋根に星流る(ありあ)/一点句
・近いかもしれないけど、教会と星が素敵。
・朱色の必然性が分からなかった。
・屋根の色は作者に任せてもよかったのでは。
・屋根の必然性があったのか。星が流れたのが分かったなら屋根は普通に目に入る。
・友達の幼稚園を思い出した。
・夜遅くなら屋根の色は見えない気がする。
・屋根の色で迷ってました。(詠者より)

【句会録】第一回部内句会

2013年09月29日
九月二十五日に部室で行われました第一回部内句会の結果をお知らせします。先日行った部内でのミーティングで、ぜひ部室で互いの顔を見ながらの句会をしたいとの意見があり、九月二十五日に句会を開きました。

・兼題『水の秋』(傍題として秋水、秋の水)
・投句は一人一句、選句は一人二句
・参加者 小川朱棕、ありあ、雨宮寧々子、むみゃ~、想真唯愛


水の秋パントマイムを見るひとり(想真唯愛)/三点句
・道ばたの大道芸みたい。
・パントマイムを見るのはパリっぽい。パリって秋っぽい。
・ひとりが最後に強調されていていい。
・音のないものと水関係の季語は合う。
・橋の上でやっているイメージ。
・水の秋は音を聞くものだと思ったから、音のないものと取り合わせた。(詠者より)

絵葉書の文字の淡さや秋の水(ありあ)/二点句
・書いているのか、読んでいるのか。
・文字が淡いということは春の方が合う気もするが、それだと近すぎる気がする。
・水墨画っぽい。
・薄い(淡い)色は書かれた紙の色が透けて見える。秋の水は澄んでいて底まで見える。淡いと水には因果があるのではないか。
・冴えている、すっきりしている季語なのに逆に合うかも。
・水の秋と書くものを合わせたくて手紙にした。(詠者より)

メビウスの輪をほどきけり水の秋(雨宮寧々子)/二点句
・果たしてほどけるのか?
・どきっ、そわそわ俳句! 遠くもなく近くもない感じ。
・世の中の真理みたい。取り合わせか、何かの例えなのか。
・裏と表のものをほどくとはどういうことなのか。水の秋、透けて見えるから裏表は関係ないのか。
・切るとかはつまらないかなあ、と。(詠者より)

秋水にふれてから弾くワルツかな(小川朱棕)/二点句
・いつもと違ってピアノの音が聞こえる。
・音も澄みそう。
・ピアノの黒とかつや、鍵盤の白が見える。
・ショートムービーのように時間の流れがあるかもしれない。
・凛とした秋水、可愛いワルツ。新しい。
・ベタベタした手でピアノを弾きたくない。実際に緊張をほぐすために冷水につけることがある。(詠者より)

切り傷に染みる秋水が温かい(むみゃ~)/一点句
・破調の世界へようこそ!
・秋水は冷たいのでは? 
・擦り傷じゃだめ。
・切り傷に染みるのに温かいのか。新しいと思った。
・「○○が○○だ」っていうのはただの報告っぽいが、逆に潔くていいかもしれない。
・歳時記に刀の例えについてのっていたから。インスピレーション。傷が温かいと感じるのは生きていることの実感。(詠者より)

俳句甲子園ホテル句会

2013年08月31日
『俳句甲子園ホテル句会』

俳句甲子園全国大会が終わった日の夜、ホテルにて句会をしました。自由詠と兼題「蛇」の二句投句。選は三句。
参加者はチームメンバーの堀下、池原、木村、渡部、矢崎、
さらにゲストとして、群馬のS川女子高の林さんがご参加くださいました。





秋の空りんごとごりらのちがうとこ(渡部)【木】
・ひらがなだからしりとりのことかなって分かる。(木村)
・動詞性があった方がいい。(林)

風蘭や先生のサインのくづれ(堀下)【木】
・松山来る前なら入れなかった(笑)(木村)
(註:堀下がフェアウェルパーティーで色んな先生のサインをもらってきたから)

青蜜柑夜明けしづかに待ちゐたり(池原)【林・矢】
・出荷を待っているんだ。一日一日熟れておいしくなってるんだろうな。(林)
・取り合わせかと思った。(木村)
・取り合わせにしては合ってない。(林)
・愛媛と言ったら蜜柑でしょ。だから作ったの。一物。(池原)

初秋や席替えのくじ作りたる(木村)【渡】
・作ってるワクワク。出てくる色のイメージが秋っぽい。(渡部)
・因果になってると思う。(林)

幽霊の先頭をゆく揚羽蝶(矢崎)【林・池・堀】
・夜の感じがする。(池原)
・蝶は不吉を運ぶ。(矢崎)
・綺麗で神秘的なものと幽霊の取り合わせに吃驚。(林)
・夜より昼の気がする。(木村)
・黒と白と青が浮ぶ。(渡部)

秋涼し路面電車を追う瞳(林)【池・堀】
・赤や茶色の中の青。(木村)
・凉しは青じゃなくて透明じゃないかな。(堀下)
・「ハウルの動く城」っぽい。(矢崎)

青大将の開口どどと雨の降る(池原)【矢】
・「の」が要らない。青の存在感を生かすために。(林)

塀に蛇靴を拭かうと思ひたち(堀下)【渡・木】
・中七下五が、私にはわかる。(木村)
・「塀に蛇」じゃなくて例えば「尺取虫」でいい。(池原)

夕闇やガムシロップで満ちし蛇(渡部)【無点】
・よく分からない。俳句は分からなきゃ駄目。(池原)

往路にて出会いし蛇の轢死体(林)【渡】
・幸先わるいのがいいなあ。(矢崎)
・道が続いてるのにそこだけ異質……な景。(林)

くちなわに口付をしている子(矢崎)【林】
・定型でもないしどーなのかなと思うけど、何だろうなと想像をかきたてられる。(林)

蛇泳ぐことを信じぬ隣の子(木村)【矢・池・堀】
・「うそだいうそだい、そんなの信じない」ってのはなぜかしら夏っぽい。(池原)
・クソガキは夏っぽい。(渡部)
・クソガキと、隣家の素敵なお姉さんを想像したな。(堀下)
・二人とも高校生、席が隣のイメージで作った。(木村)
・これ、自分は知ってるってのがいい。(矢崎)


林さん、ご参加ありがとうございましたー!

第四回メール句会

2013年08月17日
『第四回メール句会』
・八月十七日実施
・兼題無しで二句まで
・選は一人三句




店番の人と見てゐる花火かな(開来山人)/四点句
・どうせ誰も来ない店。花火大会の喧騒が遠くにある。けど店番を放り出すわけにはいかない。…そんな人のために、わざわざ店に寄ったのか、あるいは偶然会ったのか。店番のひとは、見ず知らずだって、この景は成り立つ。(詠者より)
・バイトですかね?いいねー今年は受験のため花火なんて一度も見てねーよ/小鳥
・物語になってて素敵。世間話が聞こえてきそうです/ありあ
・どんなお店の店番だろう? 屋台でしょうか? 普通のお店? なんだか楽しそうです(*^^*)/想真唯愛
・雰囲気は感じるけれど関係性がつかめませんでした。/ひねもす
・景が浮かびやすくて素敵です。/空集合

非常階段駆けおりて雲の峰(ひねもす)/四点句
・先日マンションのエレベーターが一時使えなくなりました。ありがたみは失ってから気付くものですね。(詠者より)
・なんだか夏の爽やかな感じがします。雲の峰っていう季語もぴったり。/空集合
・階段を駆けおりるときは視線が下に行っていたのが雲の峰で一気に上へ行くのがいいと思いました/雨宮寧々子
・駆けおりるよりも駆けあがる方が夏、雲の峰っぽい/むみゃ~
・この取り合わせ好き。駆けおりると、階段がドタドタいう。このドタドタに季感があると思うんだよな。/開来山人
・古臭くて錆びたやつ想像しちゃったからそこが抜けることしか考えれなかった。ごめんなさい/小鳥

夏草に鞄と帽子投げだして(ありあ)/三点句
・投げだしてで、これから思いきり遊ぼうとしている予感。(詠者より)
・やりたい。ひなたぼっこしたい。/ひねもす
・爽やかで素敵ですね!好きです。鞄と帽子、っていう小道具がまた素敵。/空集合
・爽やかでそのあと走っていくようなイメージがしました/雨宮寧々子
・だーいぶ!ってしたいですね。コーチャンホーの近くの公園がおすすめだよ♪/小鳥
・選句しようか迷いました…すごく爽やかな感じがして好きです(*^^*)/想真唯愛

盆踊り貴方と対角線にいる(里久)/三点句
・うちのところの盆踊りは円になって踊ります。見たい人の反対側にいるのが一番その人を見やすいんです。障害物は色々ありますが…。(詠者より)
・この句好きです。どこにいるんだろうって探してしまう感じ。/ありあ
・貴方と対角線。きゅんとしますね。/空集合
・そんなこと言ってみたいです! でもたぶん無理(私が踊らないから)笑/想真唯愛
・shall we bon dance/ひねもす
・ほらそこには貴方と君を結ぶラインがあるんじゃないですか。駆け抜けろ!やっぱ夏は恋ですね!/小鳥
・貴方でなく君でもたぶん問題ないとこだと思う。だったら君にして定型を守った方がいいと思うな僕は(^o^)//開来山人

神主のいない社や夏の雨(むみゃ~)/三点句
夏目友人帳俳句です(多分)神主がいない社=神の降りない社=誰も来ない神社
其処に雨宿りしてる感じです。春の雨は誰も来ない=静かとつきすぎかなと思い,秋の雨は降りやんでもスッキリしない,冬は雨っていうより雪,だから夏の雨。梅雨や夕立はイメージと違う(ヾ(´・ω・`)(詠者より)
・あっこれすきだ。昔急に雨降ってきて神社で雨宿りしてたなぁ/小鳥
・雰囲気がいいと思いました。不思議な話が始まりそうです。/雨宮寧々子
・なんかデジャブを感じます。実際にこんなことありました(笑)実景だったらいいなあと勝手に思いました。/想真唯愛
・社と雨ってなんかいいですね。神主がいなくて社がさらにシーンとしてるのに雨のザーって感じが…。夏の雨ってザーですかね。/里久
・ひっそり狐につままれそう。/ひねもす
・あっこれすきだ。昔急に雨降ってきて神社で雨宿りしてたなぁ/小鳥

初恋の人は変わらず花氷(ありあ)/二点句
・恋の句って中庭以来です。(詠者より)
・こおりづけの花と初恋の想いが一緒なんですね。素敵です。/ひねもす
・そーか、そーなんだ。初恋の人が変わらないのは、四つの辺がある三角形がないことと同じ関係にあるわけだが、この発見は冴えてる!/開来山人
・初恋か…部室で語ったよねー笑。氷と変わらないの組合せはいいとおもいました/小鳥

片付けたあと逝く夏の車庫となる(開来山人)/一点句
・○○の□□という表現の仕方があるな、と気づいて、この形をいろいろ試している。(詠者より)
・夏休みも終わるしさみしいなぁ。/ひねもす
・いくの漢字あってる?夏の車庫にはいったい何がつまっているのでしょうか。/小鳥

夏休み黒板消しの白きまま(空集合)/一点句
・某先生の講習のあと、必ず黒板消しが白くなるんです。たとえ夏休みだとしても、黒板消しはちゃんとクリーナーで綺麗にしなきゃだめですよ。(詠者より)
・クラスの男子を思い出してしまいました笑 夏休みと黒板がつかずはなれずで合ってると思います。/ありあ
・うっかり落としたときの絶望感。/ひねもす
・ういーんしようねーういーん。でも着眼はいいんじゃないかなー/小鳥
・夏休みらしすぎる感じ!/開来山人

神様に打ち上げ花火は小さくて(雨宮寧々子)/一点句
・花火大会が近所であったので見たら、ショボかったんです。拍子抜けしました。神様だったらもっと大きな花火でもショボいと言うだろうなって思いました(詠者より)
・スケールデカい! 愉快!/開来山人
・一人の人間としては大きくあってほしいですが。/ひねもす
・なんか淋しいってきがしたなぁ。ちっぽけなんだって思っちゃう/小鳥
・わたしたちには大きくても、神様には小さい。発想が驚きです。/ありあ
・神様ってどれくらいの大きさなんでしょうね? あと関係ないけど花火の句が多いですね笑 人のこと言えないけど…/想真唯愛

更衣姉の残り香追い出しぬ(ひねもす)/一点句
・姉妹がクローゼットを共用して上が一人暮らしを始めた結果。(詠者より)
・私も最近姉ちゃんが一人暮らしへ戻りました。私は残り香を追い出したりはしませんが、夏なので風で消えちゃいますね。/里久
・姉俳句だー。追い出しぬって表現が好きだよ/小鳥

夏深しくちびるを桃色で描く(想真唯愛)/一点句
・くちびるって何でだいたい決まって赤でかかれるんでしょうか? 気になります。(詠者より)
・描くという言葉に想像が膨らみました。口紅塗るのを例えたのかもしれないし、絵を塗るのかもしれないし。気になりますね。/里久
・夏に自画像をイエローで描くなんちゃらみたいな句を思い出しました。中七下五が春っぽいなと思ったので季語に意外性を感じました。/ひねもす
・赤い口紅はまだまだ早いけど桃色だったらしてたら「おっ?」ってなっちゃうかもです。/小鳥

織姫性恋愛至上主義病(小鳥)/一点句
・恋に恋する系女子は織姫なんてなれない!と思ってるのではないでしょうか。ですから彼氏に恋する人の(しかも遠距離恋愛の)恋愛至上主義はもはや病気ですね。ごめんなさい。(詠者より)
・○(丿 ̄ο ̄)丿あれですね,超遠距離恋愛 一年に一回しか会わない人ですね /むみゃ~
・恋愛は距離の二乗に比例するというやつでしょうか。笑/ひねもす
・こういうのも嫌いじゃないです。/空集合
・漢字ばっかりですね…/想真唯愛

ブランコや転校生と二人乗り(里久)/一点句
・ブランコに二人乗りするのって親しい人とだと思うのです。転校生と乗るっていうドキドキした感じを出したかったんですけど…あんまりですね。(詠者より)
・ブランコって二人乗りできるんですか?/むみゃ~
・うちとけるの早くてよかったね。/ひねもす
・すごっ女の子?ねー異性とかね?転校生と乗るってところが心の広さとか親しみやすいとか思います/小鳥

赤茄子を一部屋一部屋くらいけり(茂樹マックス)/一点句
・一部屋って数え方ってわけではないよね?表現が面白いなぁーすきだよ/小鳥
・トマトに部屋というイメージを持ったことがなかったのでおどろきました/ひねもす

街灯を流れぬ星といつてみる(雨宮寧々子)/無点句
・流星群見ようと思って山奥へ言ったら曇り空でした。街灯がひとつふたつ見えたのでもうあれでいいやって思いました。季語は流れ星とかにしようと思ったんですけどどうなのかわかりませんでした。(詠者より)
・流れぬ星なら一等星くらいに言ってもいいんじゃないかなぁと思いました。/ひねもす
・流れない星!近くて手を伸ばせば届きそうでいつでも見れる。いいですねぇー/小鳥
・流れぬ星って季語の使い方初めて見ました。それとも街灯が季語? 手元に歳時記なくて調べれませんでした。/想真唯愛
・ニヒル!「街灯は夜霧にぬれるためにある」(渡辺白泉)を思い出す。/開来山人

揚げ花火左手の切り傷眺む(想真唯愛)/無点句
・このあいだ打ち上げ花火を見ました。きれいだったのですが、少し前に切った左手の傷が気になってずっとそればかり見ていました。(詠者より)
・花火と傷は結構合うかもと思いましたが自傷ならいやです。/ひねもす
・やっぱ使うなら左だよね。切り傷だと危険なかおりがしますよー/小鳥
・花火のときに切り傷は眺めないかなーと思ったり。痛むとかでもよかったと思うんだけど、それだと傷と近いし……花火と傷っていう取り合わせは好きです。/空集合
・花火で明るくなったから傷を眺められる、とゆうことだろうか。ちょっとピンとこなかった。/開来山人

夏野菜肉は食べないバーベキュー(むみゃ~)/無点句
・夏野菜美味しい肉要らないって句です(詠者より
・食べねば。/ひねもす
・バーベキューって野菜のイメージが夏野菜じゃないんだなぁ。ベジタリアンだー/小鳥)
・少し夏夏しすぎる感じが。というかバーベキューって季語じゃないんですね……夏の季語っぽいなーって感じがしたんですけど、調べたら違うっぽいです。少し驚きました(どうでもいい)/空集合

満天の花火になりぬ地縛霊(茂樹マックス)/無点句
・なにか、ふっきれたのだろうか。/ひねもす
・解き放たれたってことかな?なんか成仏よりかは殲滅って感じがしちゃった。ごめんね/小鳥

【句会録】動物園吟行句会・2013夏

2013年08月09日
暑い日が続く中、松山俳句甲子園に出場するメンバーの俳句力UPのために吟行を行いました。
場所は旭山動物園。参加した部員は6人。
句会の結果をご紹介します。
(兼題「キリン」で一句、兼題なしで一句。投句は6人、選句は5人。選は一人三句)


背のびしてキリンに近づく夏帽子(ありあ)/二点句
選:小川朱棕、雨宮寧々子

片陰に死んだひよこを横たえて(小川朱棕)/二点句
選:ありあ、雨宮寧々子

風死せりキリンを青く塗ってみる(雨宮寧々子) /二点句
選:ありあ、開来山人

桜散り生まれてきたりフラミンゴ(雨宮寧々子)/二点句
選:ありあ、小川朱棕

フラミンゴ眠れ夕立過ぐるまで(開来山人)/二点句
選:小川朱棕、雨宮寧々子

炎昼のアザラシ肌は金と銀(茂木マックス)/一点句
選:開来山人

葉桜や動物園で待ち合わせ(ありあ)/一点句
選:開来山人

香水の風きりんは動かざる(小川朱棕)/一点句
選:茂木マックス

狼に食べられたいな炎天下(むみゃ~)/一点句
選:茂木マックス

八月やキリンは堪へるやうに立つ(開来山人)/一点句
選:茂木マックス

夏服のむかうキリンはぶちぶちで(茂木マックス)/無点句


新緑をもちゃもちゃしてるキリンかな(むみゃ~)/無点句

【句会録】第二回メール句会

2013年08月09日
『第二回メール句会(七月十九日実施)』
 第一回に引き続き、旭東文芸部の俳句パワーの向上を目的として行った「部内メール句会」。第一回に比べて参加人数も増え、より活発な句会となりました。(兼題なしで二句まで・選は一人三句)




三日月や恋に破れしバーテンダー(想真唯愛)/三点句
・バーテンダーってかっこいいイメージあるので、かっこわるいバーテンダーを詠みたかったんです。そしたら失恋になりました(笑)(詠者より)
・バーテンダーって突飛。/開来山人
・バーテンダーが恋に破れたのが面白いです。普通は振られてバーテンダーに慰めてもらうイメージなので。/里久
・お洒落な感じがします。三日月とバーテンダーが合ってると思いました/雨宮寧々子
・バーテンダーの心も欠けちゃってるんだね。バーテンダーって心とか読み取って気を使える感じなのに恋に破れるとかめっちゃおもしろいとおもいました。/小鳥
・三日月がその心の傷をえぐる。/小川朱棕
・バーテンダーにはなぐめてもらいたいです。そういうお話を読んだことがあったので笑/ありあ
・恋に破れたバーテンダーっていいですね…バーテンダー好きです。格好よくて。恋に破れて凹むバーテンダーもなんか可愛くていいです。好きです。/空集合

星涼し折り紙贈りたくなりぬ(ひねもす)/三点句
・東京にいる姉の誕生日によんでみました。なにをプレゼントしようか悩んでいたのですが、ふと窓の外を見たら星が綺麗で、あれを贈れたらなとおもったけれど無理なので、折り紙で星を折って贈りました。そこまで読みとってほしいということではもちろんないですし、星と折り紙よくわからないと思われるかもしれませんが、いちおう実景?で、ぽんとできてしまった句です。(詠者より)
・星涼しと折り紙の取り合わせが好きです。というか折り紙が好きです。/空集合
・星涼しの表現がいいなと思ったのと、個人的に七夕の夜が想像できて、素敵だなと思いました。/雪羅
・贈り物をしたいけど折り紙しか贈れないこどもが浮かびました。/想真唯愛
・星と折り紙って、いい。あ、どーも旭川東に下五を「たくなりぬ」で締める流れが生まれてしまった感じ。逃げか。考え過ぎか。「し」「ぬ」はともに切れ字で、これは併用してはならぬという考え方もあるそうだ。/開来山人
・たくなりぬ俳句ではないか。取り合わせはいいですよねぇ。贈りたくなったっていうところが誰に?とかどんな?とか気になる。/小鳥
・たくなりぬ俳句。/小川朱棕

ローファーの爪先ならべ初桜(ありあ)/三点句
・ローファー履いたことないので憧れます(詠者より)
・女子高生成り立ての感じが初々しい^^作者もきっとこの句のように可愛らしいに違いない(≧∇≦)/小川朱棕
・ローファーを履いてさあ行こうかなっていう感じがしました。その気持ちが初桜の初に合っていて素敵です。/里久
・わー、可愛い。こういう少し初々しい感じ、大好き。/空集合
・靴か!カジュアルな靴であるからこその理由知りたいな。/小鳥

五時間目おどろかせたまへ春の昼(むみゃ~)/三点句
・五時間目。教科は古典。寝たら怒られる。寝られないが,のどかな季節,昼ごはんの後の授業はキ…ツ……い……そこへ自分ではなく,他の人への起きろという声がした。びびって起きた,そんな句です。(詠者より)
・T先生www叱られてしまえっ(o^∀^o)/小川朱棕
・T先生が思い浮かびます/雨宮寧々子
・絶対1ー7(詠者のクラス)だと思います(笑)でもすごく共感できます。/想真唯愛
・言葉の面白さだけ。しかもスベってる。スベってなかったらよかった。あと五時間目=春の昼で言葉が無駄かな。/開来山人
・眠いから刺激を求める系高校生?5時間目ってなんていうか最も眠いといえば春ですね!昼はかぶっちゃってるね、残念。/小鳥
・古典の時間ですか?/ありあ

三日月を雲のかけらとおもひ込む(茂樹マックス)/二点句
・昼の空の白い三日月のことですね!大いに共感します。/小川朱棕
・「雲のかけら」という言葉が好きでした。/雪羅
・すげぇ景。詩人だ。いい。が、おもひ込む、が惜しい感じ。散文的になっている。「けり」とするだけで俳句的な部分は出ると思う。/開来山人
・なるほど。でも感動が伝わってこなかったです。例えは茂樹くんっぽいところが笑/小鳥
・雲のかけらとおもひ込むって、私には思いつかないなーと。いいなー。欠片って漢字のほうがよかった気もするけど、作者の好みの問題ですね…/空集合

朝虹に紙ひこうきの一機いる(里久)/二点句
・紙飛行機が飛んでいて、虹のアーチと似ているなという句です。(詠者より)
・某OGさんの句風だと思った。/開来山人
・朝攻めですかね。いいな早起き。景は明確だけど、何か句として不安定な感じが「に」と「の」や一機いるから感じました。他の言葉を探してみてほしいな。景は充分感動ものです!/小鳥
・なんか想真唯愛由実の『紙ヒコーキ』みたい♪/小川朱棕
・紙ひこうきと朝虹の取り合わせが個人的に好きです。/空集合

春きざす絹織のほどける如く(想真唯愛)/二点句
・歳時記の表紙の川っぽいのを見て絹織という言葉が思い付きました。寒い中でも少しずつあったかくなってきたなあという感じです!(詠者より)
・綺麗でやさしい。この絹織が紗だったらうれしい。比況にしなくてもよかったかも。/ひねもす
・寒くて凍えるような冬の雪がゆっくりと溶けていくイメージとかさなって、春の暖かさが感じられる句でした。/雪羅
・こう、ぱぁっと自然になめらかに春になる気がします。屈折しない垂直な感じが良さなのでしょう。例えとか俺には思い付かないからうらやま泣/小鳥
・『水温むリボン結びがほどけるやうに』って句があるからなあ……。/小川朱棕
・綺麗で好き。投句しようか迷いました。/空集合

雪女あばら屋今日も揺れてをり(雨宮寧々子)/二点句
・琴似工業(俳句甲子園地方大会の対戦校)のあばら屋に住んでいる人が印象的でした。あばら屋って言葉使いたかったのです(詠者より)
・妖怪俳句?例えではなく直接的に盛り込んだ所は評価したいです。あばら屋毎日揺れてたら家から逃げたくなるけど、貧乏だから怯えることしかできない心も外も寒い冬の出来事。季節感あって良いと思います。というわけで1票/小鳥
・雪女が揺らしているんでしょうかね?あばら屋と雪女が自分の中ではまりました。/里久
・雪女とあばら屋に関連があるのは感じられるが、視点が見えてこず、景がはっきりしない印象を受ける。/開来山人

夕虹や君の生まれた日だったね(ひねもす)/二点句
・綺麗なものを見ると、なにかいいことあるのかなとか、あったのかなとか思います(私は)。あ、君の誕生日だからかぁっていう句です。(詠者より)
君、は読むひとによってさまざまな間柄のひとに置き換わるのかなと思います。
・かわいいです。でも過去形なんですね、どきっ。/ありあ
・誕生日だとおもいますが誕生日といわないのがいいなとおもいました。/想真唯愛
・幸福感がいい。「や」の取り合わせにとびきりの口語「ね」を持ってくるのには違和を覚える。/開来山人
・そうなんです僕の生まれた日なんです。えっと日だったら1日全部を指すので何か違和感ありました。君って誰なのかな?恋人?/小鳥
・景がはっきりしないのがちょっと……。/小川朱棕

春めくや重力のなき溶き卵(ありあ)/二点句
・さいばしのカッカッって音いいなぁ、と思いました(詠者より)
・作者を知りつつ、選に入れてしまう。卵と春というのは明るい取り合わせ。重力のなき、はよくわからない/開来山人
・なぜかわからないけどデジャヴ。ゆるゆる。/ひねもす
・こーゆう俳句うちの部に人気な気がする。無重力空間みたいな動きだったのかな。春めけなかった小鳥くんは観賞能力鍛えないとだめかも。/小鳥

涼しさや宛先に沖縄と書く(開来山人)/二点句
・珍しく素直な句。沖縄の知人に郵便を出したときに浮んだ。(詠者より)
・"沖縄"が浮かんできました。もちろん筆ペンで書いたのでしょう。/ひねもす
・沖縄って書くなんてめったにない経験ですよね。うきうきします。/ありあ
・いっそ北極とか書いたら涼しさ通り越して清々しそう。そんなことは置いといて。開来山人じゃね?いや違ったらごめん。女の子とかに書いてそうだもん。/小鳥
・思ひよ届け(≧∇≦)頑張れ。でも主観が入りすぎててわからない人はわからない。/小川朱棕
・涼しいのに沖縄って言うのが不思議です/雨宮寧々子

山吹や折り癖つきし文庫本(むみゃ~)/二点句
・本好きーーーーーー!!何度も読んでいるうちに開くときの癖がついた文庫本。本の色は段々黄ばんでいく,が,これは黄ばんでいるのではないっ!!僕のその本への愛によって,まるで春に山吹が咲き乱れていくようになっただけだ!! (意訳)何度も読んで,黄ばんでいるのを山吹色にみたてました。(詠者より)
・モダンな感じというか雰囲気がとてもいいと思います。/雨宮寧々子
・どこか古めかしいような雰囲気があって好きでした。/空集合
・哀愁あるです。山吹は春だからその文庫本には違った意味がもたらされてるんだよね。と思った。それがわからなかったのです、すいません。/小鳥

蝦夷菊やあなたと同じペンを買ふ(空集合)/一点句
・「買う」って少し散文的かなーと思いつつ。けれど「買う」という動作に「あなたに少しでも近付ければ」みたいな気持ちが入ってるわけです。季語は迷いましたが結局蝦夷菊に。一般的にはアスターと呼ばれる花です。綺麗な花なので気になったら調べてみてください。(詠者より)
・蝦夷菊のかわいらしさが、ちょっと勇気のいる行為とつかずはなれずで合ってます/ありあ
・季語が動きそう。蝦夷菊なんてちょっと変わった季語とこの景は、ちぐはぐだと思った。/開来山人
・分岐する感じがペンを互いに買うのとかと合ってたとかでしょうかねぇ。/小鳥
・かわいい´`作者は女の子かな?/小川朱棕

日焼け子や少し麝香のにほひして(小川朱棕)/一点句
・焼けした少年は東南アジアか中近東の王子様を彷彿させる。そしてちょっぴりセクシー。顔が濃い人だけの話かもしれないけど。(詠者より)
・にほひして…どんな子なんだろう。でもそういう香りの子いるよね。日焼け子ってところの麝香とのずれがとても良いと思った。というわけで1票/小鳥
・麝香から匂いが出るのは当然なので、にほひと言わないでもいいかな、と思ったが、うーん迷う。麝香に香の字がある所為でもある。/開来山人

夕焼けやブランコの微かに揺れる(空集合)/無点句
そういえば夕焼けの句って作ったことないなーと思ったので。季語会でもやってたし(私出てないけど)作りたくなったんです。(詠者より)
・ブランコは季語ですからね…。季語だからダメ、逆に言えば、この言葉は、(夕焼なんかなくても)それ単体で俳句になるってことだと思います。/開来山人
・ぶらんこって季語なんですねぇ、自分も知らずに使いそうでした。微かであった方がいいんですかねぇ?/小鳥
・哀愁漂う句。少し大人しすぎるのが残念です。/小川朱棕

風死ぬる少しおそくの通学路(茂樹マックス)/無点句
・手元に詳しい歳時記がないが「風死す」で一つの慣用表現の筈。だから死ぬ、ではダメではないか(角川分冊歳時記に「風死ぬ」は載ってませんでした)。/開来山人
・風がないと考えて、寂しい感じが良いと思った。/小鳥
・学校行きたくない~´`って感じなのかな?/小川朱棕

朝焼けや今は何時と徹夜明け(里久)/無点句
・朝焼けは夕焼けと似ていて、どちらか解りにくいと思います。徹夜明けならなおさらです。(詠者より)
・朝と徹夜明けは近い。/開来山人
・あー俺もやるわぁそれ。時間がねえって焦っちゃう。でも上と下の句が被ってるから徹夜明け以外がいいとおもいます!/小鳥
・どちらかと言うと川柳?/小川朱棕

雪しまくされど逃げぬか電柱よ(小鳥)/無点句
・吹雪なんて誰もが屋内に逃げ込むのにそれでも立ち続ける電柱を詠んだ句。地吹雪やと悩んだ。地である必然性なくてやめたけど、そっちのほうがまとまって良かったかも。(詠者より)
・か、よ、でブツブツ切れていて幼い。/開来山人
・電柱が寂しく、だけど力強くただずむ景が目にうかびます。違う風でも合いそうですね/ありあ

「文化の日だからニュースを見ています。」(小鳥)/無点句
・祝日だから出掛けようと誘われたけどだるかったそんなときに一言。文化の日専用お断りフレーズ。NHKって入れれれば良かったのに思い付かなかったのでニュースに。(詠者より)
・作者が分からない。危うい句。気になる。四句選なら入れていたが、危うすぎて手放しでは良いと思えなかった。/開来山人
・あはは(^w^)/小川朱棕
・現代的な絵のタイトルにありそうです/雨宮寧々子
・少し笑った(笑)こういうのもいいね。/空集合

夏きざすバックフリップの向こうへと(雨宮寧々子)/無点句
・バク転ができるようになりたいです。きっとバク転できれいに着地出来たら違う世界が見えるんだろうなと思って作りました(詠者より)
・ぷ、ぷろれすわざ?だったらすげえ面白いんだけど。ネットで調べたけどどれかわからなかった泣/小鳥
・躍動感があります/ありあ

菓子のよな下着まとうや水の春(小川朱棕)/無点句
・最近の女の子の下着は可愛い!見ているだけでうきうきします^^(詠者より)
・季語が面白い。これをここに持ってくるとは。いい句。ただ、よな、はズルいな(笑)俳句は短いんだから!って言い訳はダメだと思います。/開来山人)
・菓子のよな下着ってなんだろう。チョコレートとかみたいな甘い雰囲気な下着なのかも。でもたとえは好き。/小鳥
・砂糖菓子みたいなのが頭に浮かびました。ほかにもいろんなお菓子が想像できますよね/ありあ
・AKBの「さよならクロール」のPVを思い出しました(あれ下着じゃなくて水着だけど)。作者さんのイメージと違ったらごめんなさい。女の子の下着って可愛いのもいっぱいあるよね。/空集合

花石榴いい思ひ出で終はりけり(開来山人)/無点句
・半ば馬鹿馬鹿しい句はこういう句会にしか出せない。いや、大真面目ではあるんですが……。(詠者より)
・良かったねぇ良い思い出で終わって。これはいちおう失恋なのでしょうか?季語が読めなかった。申し訳ない/小鳥
・これこそ「軽い喪失感」/小川朱棕

【句会録】第三回メール句会

2013年08月09日
『第三回メール句会』
・八月七日実施
・兼題無しで二句まで
・選は一人三句




春雨や金平糖のおまじない(ありあ)/三点句
・自分がばらまいた金平糖を好きな人が踏むと両思いになれるというおまじないがあるそうです。食べ物は大事にしたいです(詠者より)
・春雨と金平糖が素敵です。それに金平糖のおまじないってのが聞き慣れなくて惹かれました。/里久
・なんかおまじないってかわいいです。たべものシリーズかと思いました。金平糖がひらがなだったら(バランス悪いけど)よかったなあと思いました。/想真唯愛
・なんかキラキラしてて可愛い。こういう可愛いの好き。/空集合
・中七下五が印象的。こんぺいとうには夢がある。/ひねもす
・安野モヨコの世界を彷彿とさせる。/小川朱棕

話し終へ噴水急に高くなる(開来山人)/三点句
・長崎詠。平和公園で噴水を見た。水が欲しいと言いながら亡くなった人々のための噴水。解説者が話を終えたら、瞬間に噴水が高くなった。(詠者より)
・いいですね~良い話だといいですね~/ひねもす
・沈黙が伝わってきます。何を話そうか考えている二人?の様子とか、夏の野外とかがぱっと頭に浮かびます。/ありあ
・季語の使い方がとても上手だなと思いました。季語が言葉にできない感情の起伏とかも暗示しているのかなと鑑賞しました。/小川朱棕

春近し差出人のなき手紙(想真唯愛)/三点句
・誰がかいたかわからない手紙って、あけるときなんだかどきどきしませんか?(不審物を除く)(詠者より)
・差出人がない…一回は受け取ってみたいですね。春が近いウキウキな季節に未知なものと出会う感じがいいです/里久
・差出人のなき手紙。なんだかどきどきわくわくしますね。ただ「なき」は「無き」の方がいいかな……いや、これも好みの問題か……/空集合
・手紙の俳句好きです。ちょっとどきっ、というかそわそわ感が伝わります。/ありあ
・中七下五はありそうだが、季語がいきいきしていて、やさしい句だな、と私は長崎でそう思った。/開来山人
・こんな小説のはじまりを書いたことがあります。/ひねもす

手でページ押さえて眠る花の雨(里久)/二点句
・雨の日は家で勉強や読書なんかを…しおりがなかったら手を使いますよね(詠者より)
・この季語をこの句に持ってくるのは洒落ているな、と私は長崎でそう思った。/開来山人
・したことはないけどやってみたいです。多分一生しないけど(笑) 花の雨ってきれいです。/想真唯愛
・教科書でやったことあります。そのページだけ浮くようになって。花の雨という言葉がうつくしい。/ひねもす
・季語の使い方がうまいなーと。/空集合
・ページ→頁、押さえて→押さへて、がいいかなと思った。情景はとても好き。/小川朱棕

チョーク持つ右手の傷や夏深し(空集合)/二点句
・夏期講習、一番前の席を確保して授業を受けてたら某先生の右手に切り傷っぽいものを発見(まあただの気のせいかもしれないけど)。先生の手の傷が気になるのは私だけでしょうか。(詠者より)
・白くて側面がすべすべなチョークと右手の傷が素敵です。どんな傷ですかね。気になります/里久
・実景としては単なる浅い傷だろうが、この教師自身が、過去に何かの傷を持っているところまで想像が及ぶ。夏深しとは不思議な季語だ、と私は長崎でそう思った。/開来山人
・想像がふくふく/ひねもす
・傷も深いってことですか?/想真唯愛

打水は黒真珠の粒ぽたぽたと(茂樹マックス)/二点句
・涼んでますねぇ。きらりきらり。/ひねもす
・「黒真珠なり」と表した方がよりよいかなということと、オノマトペは独自の感性で創作したものを使った方が良かったかなと、推敲の余地はありますが、雫の比喩に黒真珠を持ってきたところが何よりも素晴らしいです。作者の感性の良さが存分に発揮されてます。/小川朱棕
・黒真珠という表現を使った作者のセンスが素敵です。選を入れられなくて残念。/空集合
・粒っていらないかもしれません/ありあ

万緑や真っ白な看板の立つ(ありあ)/一点句
・これから何が描かれるんだろうというわくわく感。(詠者より)
・途方にくれてしまいそう。/ひねもす
・緑と白のコントラストが素敵。/空集合
・若々しい感じでいい。/小川朱棕

網戸ごし隣の家のギターの音(雨宮寧々子)/一点句
・実景です(詠者より)
・なんでもない日常なのだけれど、それが素敵でした。/空集合
・聞こえてくるものが平凡な気もするが、あるある、これ、と私は長崎でそう思った。/開来山人
・ののの。アコギの音すきです。クラシックも。/ひねもす

黒南風やざくりとささる紅の色(雨宮寧々子)/一点句
・紅の色にはっとしたような感じです。(詠者より)
・暗く重たい世界に何か赤いものがあってそれが目に入った、そのビビッドさを「ざくりとささる」、しかも平仮名で表したのがすごいです。/小川朱棕
・なにがおきたのか。/ひねもす

告白の予行練習夏はじめ(想真唯愛)/一点句
・「告白予行練習」からすぐに出てきました←わかる人はわかるかもしれません。季語と近い気もしますが、真夏ほど熱い恋じゃないつもりです。(詠者より)
・告白の練習はやっぱり夏ですね。季語が動かない、ぴったりです。/ありあ
・花も恥じらう…本番はよ。/ひねもす
・素敵だったのだけれど、某曲のイメージが強すぎて……つい「まんまじゃない!」とか思っちゃいました。ごめんなさい(笑)/空集合

ドアからの溢れる光に夜食かな(里久)/無点句
・ドアの前に夜食って良いですよね。でも女性なら食べるか迷いますよね(詠者より)
・夜食らしすぎるかも知れない、と私は長崎でそう思った。/開来山人
・イメージあります。おにぎりかしら。/ひねもす

花茣蓙や一番星を探しあふ(小川朱棕)/一点句
・テレビ俳句。カッコいい星空を眺めながらのキスの三位の演技より。(詠者より)
・誰と探してるのか気になります(*^^*) 星の名前を指定しないのがいいなあと思いました。/想真唯愛
・一番星は、一番星というなまえで呼べるからいいですよね。やってみたい。/ひねもす
・一番星って空にぽつんと一つあるイメージ。探し合うって、星がある景なのか、ないのか分からないです。/ありあ

紙風船親の投票終わらない(むみゃ~)/一点句
・小さい頃親が選挙にいくときについていったんですよ。で,帰るときに紙風船が貰えたんですよ。その紙風船が好きで早く終わらないかなぁ~って待っている句です。早く~ってときに限って時間が長く感じられるあれはなんなんですかね~(詠者より)
懐かしいなぁ~
・どこかヘンテコな景だ、と私は長崎でそう思った。/開来山人
・清き一票を。/ひねもす
・平和でほのぼのした感じがして。好きです。/空集合
・幸せな句。紙風船でなければいけない理由があまり見えなかった。/小川朱棕

十二月イエスは神か人間か(小鳥)/無点句
・十二月はイエスが神であるか人間であるかによって全然過ごし方がちがいましたよね!昔はね…(詠者より)
・変な句だ。この時期に十二月を詠むのは離れすぎではないか、と私は長崎でそう思った。/開来山人
・公会議…異端にされませんよう。/ひねもす
・神様だと思います(笑)十二月しか合うのはないと思うんですが、キリストといえば十二月なので、近いかなあと思ってしまいました。/想真唯愛
・十二月とイエスが近い気がしなくもない。けど、そうでもないのかしら。/空集合
・沈黙。/小川朱棕

青き日の浮気騒動春の闇(小鳥)/無点句
・春の闇は懐かしむらしいので。動詞はいれない方が良いかなと思って(詠者より)
・実体験だろうか、と私は長崎でそう思った。/開来山人
・あらまぁ。/ひねもす

どの書にも乱れありけり晩夏光(開来山人)/無点句
・長崎詠。歴史博物館に、隠元和尚の書があった。他にも長崎の歴史は何だって含んでいる。(詠者より)
・どんな創作にも精神状態現れますよね。/ひねもす

カチューシャは天球図柄衣更ふ/無点句(小川朱棕)
・今流行の太めのカチューシャ。天球図柄はかっこいい!飛んでいけそうな気がする!(詠者より)
・天球図柄、で一つの言葉だろうか。舌足らずな印象を、私は長崎で受けた。/開来山人
・素敵なカチューシャ。/ひねもす

夏の宵不揃いの爪眺めけり(空集合)/無点句
・爪を噛む癖ってのは嫌なものですね。(詠者より)
・気だるそう。切らなくちゃ。/ひねもす

ぷかぷかと水面の上の月にいる(むみゃ~)/無点句
・夏目友人帳から作りました。気になった人は夏目友人帳の一期(多分……違ったら二期)十一話『アサギの琴』を見てください句の景としては,アニメとは少し違うんですが,船の上で水面に映る月をみているという景です。(詠者より)
・かわいい。落っこちたら酒仙。落っこちてないからいい。/ひねもす
・何が月にいるのか気になります。/想真唯愛
・作者が創作した擬態語を使ってほしい。そして「水面の上の月」より「水面の月の上」の方がいいかもしれない。/小川朱棕

ガラス戸にセミ大のハエ鳴かず飛ばず(茂樹マックス)/無点句
・やだ…!それならセミのほうがいい…。/ひねもす
・よく味わえば味わうほど、斬新さと面白さに気付く。選句できなくて残念。/小川朱棕

【句会録】第一回メール句会

2013年08月09日
『第一回メール句会(六月十九日実施)』
 旭東文芸部の俳句パワーを向上させたい、まずは部員たちの作句量を増やさねば、そのためには句会を増やそう、けれど全員のスケジュールを調整するのは骨が折れる……じゃあメールで句会をしよう。三年生がそんなふうに考えて「部内メール句会」が生まれました。投句・選句・批評まですべてをメール上で行います。第一回の結果をご紹介します。(兼題なしで二句まで・選は一人二句)




傷ついたぶんだけ洗ふトマトかな(開来山人)/四点句
・日常的な「トマトを洗う」ことにも感動はある(詠者より)
・どんな風に洗っているのでしょうか。ごしごし洗ってたらトマトも傷ついちゃいますよ。
・赤くてハリがあって元気な感じがするけれど、やわらかくていたみやすいトマトだから良い句だとおもいました。若いですね。
・トマトは赤くて、丸くて、可愛くて、太陽みたいで…それを傷ついた時に洗っているのが良いと思いました。それに怪我とかしたら、傷口を水で洗うので合っていると思いました。
・トマトがこの句で起こす作用を作者にききたい。

手花火やいつもは見えぬ地を照らす(ありあ)/四点句
・いつもは地面など見て歩かないけれど、花火に照らされた地面を見て新しい発見をした、という句です(詠者より)
・いつもは見えない地というのは普段から日が当たらないということ?
・場面が想像できて、素敵だと思いました。
・手持ち花火は打ち上げ花火と違って視点が下に向きますからね~!!面白いです。
・気持ちはわかります。でもふつうに考えたら、やっぱり地はいつも見えてるかなとおもいます。
・花火の、びっくりするくらいの明るさ。目に浮かぶ。
・地面って夜は見えないけど昼は見えてるのでなんとなくひっかかりました。

秋高し空飛ぶ自転車語る祖父(ありあ)/四点句
・実体験の句です。朝のニュースでやってたんだーと祖父が嬉しそうに話していたので句にしてみました(詠者より)
・空飛ぶ自転車というのがいいです。祖父という言葉ともあっていて言葉がいい感じの句ですね。
・はじめ、秋高しと空飛ぶ自転車が近いかなーと思ったのですが、そんなことないですね!
・「語る」の高揚感と「空」の語が、季語と近いかも、とは思いつつ、「空飛ぶ自転車」の面白さに惹かれた。祖父なのがいいよね。
・おじいちゃんが小さい頃夢見ていたことを孫に語る光景がすぐに浮かびました。
・E.T.を思い出してしまいました……(笑)
・空飛ぶ自転車っていいね。祖父を持ってくるのも可愛い。

廃屋の屋根の赤さや秋の暮れ(空集合)/三点句
・廃れた家の屋根が赤い、ってなんとなく寂しい感じがするじゃないですか。それに秋の暮れっていう寂しい季語を取り合わせてみました(詠者より)
・句全体として物悲しさが漂っていて景もわかりやすくていいと思いました。
・廃屋と秋、赤さと秋が合ってて好きです。
・小学校の音楽の教科書に載ってた「赤い屋根の家」という歌を思い出しました。
・センチメンタル。赤さ、と、秋の暮れ、が私のイメージとしては被っていて、結構な赤になってしまいました。
・廃屋って持ってこられちゃ、たまんない。廃屋ってフンイキある。言葉自体にフンイキある。

吃音の金髪女優ふゆさうび(小川朱棕)/二点句
・困難を乗り越えた(むしろ、自分をかがやかす材料にした)ものこそが美しいんだな、と(詠者より)
・吃音の金髪女優っていう響きがすごく好き。
・すげえ取り合わせ方。いいな。「ふゆさうび」の感じがでている。植物季語の取り合わせって、この「感じ」が大事だと思う。
・女優が吃音…役柄? 私の想像力不足ですみません。冬薔薇は使ってみたいなとおもいました。

峰雲と同じペースで旅をする(ひねもす)/二点句
・青い空、白い雲、どっか行きたいなぁ。とゆうかんじです(詠者より)
・雲と同じペース! 夏らしさがすごく感じられます。
・ゆるゆる感が峰雲と合っていると思います。
・のんびりした感じが好き。これも選ぼうかどうしようか迷いました。
・散文的なように思いました。

繋ぐ手の小ささ紅葉美しき(想真唯愛)/一点句
・紅葉狩りに行った親子の句です。繋いだ子供の手が小さくて、まるで紅葉みたいだなと感じている親の心情を詠みました。(詠者より)
・小さな手が紅葉に見えたのかなぁ~。
・かわいくてすきです。だから、美しき、にひっかかりを感じました。
・美しきって連体なのがいいよね。あと、ふつう美しいって言うと感情の露出になるけど、紅葉となると、なんか「美しき」って言っても許される感じがする。いやダメなんだろうけど、違和を感じない。
・可愛い。けどやっぱり「美しき」ってひっかかるなぁ……って感じが否めない、かも。もっと推敲したらいい句になりそう。

青蛙田圃に生えする産毛かな(雨宮寧々子)/一点句
・車の中から見た田んぼが産毛が生えているみたいでいいなと思い作りました(詠者より)
・蛙は苦手だけどこの句は好きです。私は、田んぼに生えている稲とかの小さい青い時のところに、蛙がいて、それが産毛みたいだったという風に解釈しました。もう、例え方が素敵でした。
・不思議。
・鷹栖のほうで見られそう……。
・田圃の産毛ってセンスがいい感じ。ただ生えする、の語がなーんか違和感。こういう表現あったっけ。生ゆる、でいいような気もする。
・産毛って言葉を選ぶセンスがいいなーと。

はつなつやアドレス帳に君のをり(空集合)/一点句
・夏の初めと恋の始まり? みたいなものを意識してみました。三割くらい実景です(詠者より)
・うきうきしてる……! 入れたくなりました(笑)
・はつなつの必然性が少し分かりにくかったです。
・わかる。アドレス眺めて「あーこの数字は誕生日かなー」とか考えるんだ。

くちづけの練習缶のソーダ水(小川朱棕)/無点句
・思春期だなぁ、と感じてくれればありがたいです(詠者より)
・かわいいなぁと思いました。缶だとソーダ水のかんじが見えないかなとも思ってしまいました。
・くちづけの練習って初々しい感じが好き。かわいい。

花楓かなしい恋をしたら駄目(開来山人)/無点句
・季語に最後まで悩む(詠者より)
・中七下五は活を入れている言葉なのでしょうか。花楓ととても合っていると思います。
・かなしいから、駄目、なんだとおもいます。でも、駄目、はかなしいです……(笑)
・かなしい恋をしたら駄目、けどしちゃうのが恋なんですね、なんて。

春の闇星の光るや帰路につく(想真唯愛)/無点句
・春の一人ぼっちの真っ暗の帰り道でも、空には星がたくさん光っていて、私は一人じゃないんだなあっていう句です(詠者より)
・闇と星は近いかな?
・やわらかい雰囲気はすきです。少し要素が多いかなとおもいました。
・景、響きは好きなんだけど、「闇」「星」「光る」が近いかなーなんて思いました。

友人の てるてる坊主 梅の雨 (むみゃ~)/無点句
・この句は梅雨になって、毎日雨が続き、雨が止むように、てるてる坊主に毎日、それこそ友人に会うような頻度で「雨やめ~、雨やめ~」と、お願いしている句です(詠者より)
・言葉が近い! どんなてるてる坊主かを描写したらより良くなると思います。
・冷笑的なのかしらとおもったらひどすぎますよね……ごめんなさい(笑)
・俳句、スペースあけない方がいいよ。どこで切れるかまで読者に任せるのが俳句。
・なぜ友人のだったのでしょうか.……気になります。

夏霞山から落ちて川とゆく(里久)/無点句
・山の上に雲がかかっていて、それが滝のように川へ落ちる景色を見て、うわあ綺麗と自分の好きな感じにまとめました(詠者より)
・涼しい感じの句ですね。
・すきだったんですが、~から~して~というのが少し気になりました。
・霞も山も川も大きな対象なので、絞ったらいいかな、と思った。けど、「山から落ちて川とゆく」の感じ、面白い。
・景は好きなんだけど……散文的というか、動詞が多いからちょっと違和感が……。

木綿豆腐を切りつけて小米雪(里久)/無点句
・木綿豆腐が好きなので俳句にしたかったです。小米雪はお米が好きなのと木綿豆腐ざらざらした感じが合ったので使いました(詠者より)
・切りつけて、がイメージしにくかったです。木綿豆腐、そんなに切りごたえないかなとおもってしまって……発想はすきです。
・豆腐っていう柔らかいものを切りつける、っていう表現が好き。

【句会録】春の吟行句会

2013年08月09日
去る五月、新入部員歓迎の一環として、吟行を行いました。
場所は、中心街の近くながらも自然の多い常磐公園。
後日改めて開いた句会の結果をご紹介します。
尚、内容は以前投稿したものと同じです。ご了承ください。
(兼題なしで一句・選は一人三句)




鼻唄は下手こそよけれ春の風(六点句)
・春の風とかフワッってした感じがしてていいね。
・係り結びとか技巧を凝らしてていいね
・「こそよけれ」ってもう少し良い表現があったかも
・石川雅望の狂歌の本歌取り(詠者より)

春空やくるくる廻るペアカヌー(五点句)
・「廻る」じゃなくて「回る」でもよかったかもしれない
・ウ段の響きがいいね
・その場でくるくる回ってる感じがしてかわいい

残雪や泥吐きくれてのやつれよう(五点句)
・「吐きくれて」の「くれて」がわかりにくいかも→「泣き暮れる」といった、「ずっと同じことをやり続ける」って意味の「くれる」(詠者より)→「暮れる」って漢字を当てたほうがいいかも
・残雪は北海道では汚いイメージがあるので、景は思い浮かべやすい
・「泥を吐く」って表現がいい

チューリップも私もくちびる紅さして(四点句)
・句がかわいい
・「唇」じゃなくて「くちびる」だからやわらかい感じがする
・チューリップの咲き始めは先が色づき、それがくちびるに紅さしてるみたいだなーと思って(詠者より)

麗日や自転車に乗り姉を追う(四点句)
・「自転車に乗り」の「乗り」がいらないかも
・麗らかでほんわかした感じ
・乗れたての自転車で姉を追う可愛い妹の姿を詠みたかったんです……(詠者より)

愛娘風車持ちて駆け回る(三点句)
・くるくるした感じが良い
・公園に行けて嬉しいというのが読み取れて良い
・「持ちて」だとリズムが悪いから「持て」の方が良いかも

ないしょごとにするものかも朝ざくら(三点句)
・ちゃんと十七音になってるあたりすごい
・「ないしょごと」って平仮名なのがかわいらしい
・景がわかりにくいかも

春愁や「空が白い」と言ふ天使(二点句)
・「天使」というのが句の中で浮いてるかも
・「春愁」ってのは天使の心情なのかな? 少しわかりにくいかも
・公園の石像が天使だった。「空が白い」は曇り空で白くて、天使が愁いてるみたいだなーって(詠者より)

小岩にて歩き疲れて桜見る(一点句)
・「にて」が少し説明的かもしれない
・景は良いから、表現をもうそろそろ磨いたら良い句になる
・「にて」と「て」があって、音が少しうるさいかな……

チューリップ我咲き誇きほこれと手をあわせ(無点句)
・「我」と「手を合わせ」のギャップがちょっとあるかも
・「手を合わせ」がチューリップの形みたいだった、という発想がよい
・感性が良い、誰も点入れなかったのが勿体無い……

露にぬれ雲間に浮かぶキタコブシ(無点句)
・説明的
・要素が多く、感動の中心が動く
・季語が動くかも……