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【句会録】春の吟行句会2014

報告が遅くなってしまいました。五月五日に新入部員歓迎の一環として、吟行を行いました。
場所は、中心街の近くながらも自然の多い常磐公園。
五月十九日に改めて開いた句会の結果をご紹介します。
・当季雑詠(春)
・投句は一人一句、選句は一人二句
・参加者 小川朱棕、ありあ、雨宮寧々子、ケラー、紫隅亮介、里久(投句のみ)




さくらさくら一本道のなかりけり(ありあ)/二点句
・夜桜お七っぽい。
・人生に一本道は無い。
・破調が気になる。
・常盤公園は道が入り組んでいる。(詠者より)

満開のつつじ恋敵の家に(小川朱棕)/二点句
・イラッときていい。
・きっと百花繚乱のようにいい女。
・きっぱりとした表記がいい。
・詠者の知り合いの家である。(詠者より)

春の瀬や緑の冷たき音がする(ケラー)/二点句
・夏っぽいかな。
・温度感覚は季語に表れている。
・がをのにしたらいいかも。

桜咲く後ろ姿を見ぬ心(紫隅亮介)/一点句
・受験の悲しさ。
・ドラマはいいが心がおしい。
・散るではない。
・失恋の多き恋、受験の別れを詠みたかった。(詠者より)

鳩にえさやる午後垂れ柳かな(里久)/一点句
・要素が多いかも。
・中七の切れがよい。
・曲線のある柳が色っぽい。

丸筆の忘れられたる夕桜(雨宮寧々子)/無点句
・丸筆が分りにくい。
・寂寥を感じる。
・たりでもいいかな。



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2014年08月29日
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