5句競作の第5弾です。
第16回俳句甲子園公式作品集を読む!(目次)へ
〈鈴の音〉下楠絵里/洛南2年
少女から乙女となりて寒椿
鈴の音を聞き比べたる花柊
滝凍る地球眠つてゐるやうに
眼裏に血の流れけり冬の濤
風花を抱きて舞台の終はりかな
〈跳んで冬〉青本瑞季/広島2年
夕焼にあらはなりけり船の基礎
人形にさす影ふたつ秋湿り
やはらかく平均台を跳んで冬
セーターは一本の糸解けはじむ
大焚火胸郭に音満ちるほど
〈国典〉堀下翔/旭川東3年
国典の発見さるる湯豆腐食ふ
まなうらに海鳴の来る炬燵かな
冬晴や映画館出てすぐしづか
屋根あれば下に人ゐるクリスマス
詩学より始めよ綿虫がいつぱい
第16回俳句甲子園公式作品集を読む!(目次)へ
〈鈴の音〉下楠絵里/洛南2年
少女から乙女となりて寒椿
鈴の音を聞き比べたる花柊
滝凍る地球眠つてゐるやうに
眼裏に血の流れけり冬の濤
風花を抱きて舞台の終はりかな
〈跳んで冬〉青本瑞季/広島2年
夕焼にあらはなりけり船の基礎
人形にさす影ふたつ秋湿り
やはらかく平均台を跳んで冬
セーターは一本の糸解けはじむ
大焚火胸郭に音満ちるほど
〈国典〉堀下翔/旭川東3年
国典の発見さるる湯豆腐食ふ
まなうらに海鳴の来る炬燵かな
冬晴や映画館出てすぐしづか
屋根あれば下に人ゐるクリスマス
詩学より始めよ綿虫がいつぱい
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