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第十八回俳句甲子園北海道大会大会参戦記SIDE-B

 こんにちは、二年生藤田です。肌寒くなってきましたが、お風邪など召されないようお気をつけください。
 さて、去る六月十四日、松山俳句甲子園札幌大会に参戦いたしました。Aチームについては既に柳元君によって掲載してありますので、私はBチームメンバーとしての感想などを述べさせていただきます。
 今年の兼題は「朧」「母の日」「若葉」でした。「朧」は実景句が作りにくく、また「母の日」は個々人の主観が異なり、そして「若葉」は特定のものが想像しにくい、と個人的にかなり苦戦いたしました。「俳句とは風景を切り取る写真のようなもの」という言葉があります。見たこともないものや普段意識しないものを想像し、存在し得る景の句を考えねばならない……と私が悪戦苦闘する中、後輩や先輩方は素晴らしい句をどんどん作り上げ、私ひとりだけが焦りに焦った作句期間だったようにも思えました。
 練習内容はAチームとほぼ同じだった、とのことであえて割愛させていただきます。Aチームと練習場所が被らないように、互いの句をうっかり見てしまわないように……と、試合とは別の緊張感にも包まれた少し不思議な空気の部室でした。ときには顧問に駄目出しをされたり、また本番直前の句合わせで新たな疑問が見つかったり、一瞬の気の緩みもなく時は本番へと進んでいきました。本番では、私共下級生も初参加ながら積極的に質疑応答に参加することができました。相手の句を鑑賞し、相手の発言を理解し、冷静に受け答えする……単純な行動に思えるというのに、どうして現実はそう上手くいかないのでしょう。勝っても負けても自分の反省点が浮かんできてなりませんでした。しかしながら、練習したこと全てを出し切れたことは事実です。課題はまだ沢山ありますが、最後まで正々堂々と戦いきったことは私の誇りです。
 結果は一勝二敗で三位でしたが、新たな観点の句からの刺激もあり、俳句だけでなく他の創作活動についての勉強もできた大会であったと感じています。
 来年は、私共現在の二年生が後輩達を引っ張っていくこととなります。長年続いてきた旭東文芸部の栄光を絶やさぬよう、精一杯努力してまいりたいと思います。
 これから、高文連の季節です。これからも皆様の温かいご支援を裏切ることのないように活動いたします。最後までお読みいただき誠にありがとうございました。



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