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作品・ブログ

 「助詞から『花間一壺』を見晴るかす」 旭川東 三年 柳元佑太  田中裕明は、岸本尚毅や櫂未知子、長谷川櫂や小澤實らと共に活躍した、いわゆる昭和三十年代俳人の一人である。一九五九年、大阪市生まれ。高校生のころ島田牙城に誘われ「青」に入会し、波...
2016/12/30

「高校生らしさ」について思うこと (柳元佑太) 「高校生らしさ」という言葉は、反感を憶えていた言葉のひとつだった。 とまあ、過去形であるのは、既に自分の中で折り合いの付いている言葉であるからだ。ようするにそんなことを気にしなければ良いのだ。ぼくは...
2016/03/18

 高文連評論部門に出して全道最優秀賞を取った文章である。改行などを除き、そのまま掲載する。  昭和期の文化人で徳川夢声ほど多彩な肩書を持った人物はいない。大きく言えば放送タレント・文筆家であるが、その活動範囲は多岐にわたり、夢声研究家の濵...
2013/11/10

 万葉から王朝和歌、そして近世を経て現代に至るまで、歌に詠まれた対象というのは、殆んどが四季の巡りであり、その中に在る自然であり、そこに生きる人間の生活だった。多くの歌人は、生きている中で得たワンダーを、それを発生せしめた対象物を詠むという形で、...
2013/08/15