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先日、部誌『月』の製本作業中に、「旭東文芸部ジャンケン最弱王決定戦」を行いました(……とは言っても部員6人中4人しかいなかったのですが)。最弱王は即興で作句し発表、という部長の思いつきにより、1年生の堤の句を発表致します。字題は部誌名にちなんで「月」です。

病院の天井は白春の月 (1年 堤)

近いうちに部員全員でもう一度行いたいものです。短歌発表でも楽しいかもしれませんね。


 こんにちは、三年部長のありあです。ここではペンネームで名乗るらしいんですよね…。久しぶりにこの名前を使います。そして久しぶりの雑記投稿。前の記事は読んでいただけたでしょうか? ここからはちょっとくだけた感じでいきたいと思います(^^)/

 私たち三年生六人は今日で文芸部を完全引退します。なぜ完全と強調するかというと、実は例年は7月の学校祭の部誌販売をもって部活動引退となるんですが、俳句甲子園の全国大会があったり、今回の文化賞表彰式があったりとして、部室での日常的な創作活動はしていなかったのですが、半ば片足をつっこむような形で文芸部にとどまっていたのです。

 先日想真唯愛ちゃんがHPに書いていたように、先日形式的な引退式は済ませていました。しかし、なかなか全員集まることはできなく、今回もそうであったのですが、久しぶりに部員で(しかも正装で!)集まることができ、晴天にも恵まれ、秋晴の気持ちのよい日となりました。

 そして、新体制の紹介をさせていただくと、新部長は二年生のこんがらがるー君となります。数年ぶりの男子部長となるのでは? と思います。好きなものは俳句と山と彼女。ぜひ可愛がってやってください。
 次に旭川東高校文芸部公式SNSの管理人は二年生の紫隈亮介さんとなります。副部長も兼任、今日は素敵な声で詩の朗読をしてくれました。三年生が引退すると部員数がぐっと減って、少人数の活動となり、なかなか至らない点があるかもしれませんが、二年生の二人は私の何倍もしっかりしているので、大丈夫だろうと期待しています(^^)

 私的な話をすると、私の三年間はめまぐるしい三年間であったなぁ、と思います。私の上級生の皆さんが公式SNS、メール句会、伝説の(笑)部誌「泉」の発行、俳句甲子園作品集HP企画、とさまざまな活動を残してくださりました。
 私が上級生のときには全国俳句甲子園準優勝、旭川市文化奨励賞というおそれ多い賞をいただくこともできました。結果を出すことや誰かに評価されることだけが文芸の価値だとは、部員全員みじんも思っていません。ですがそのいただいたものに恥じることのないよう、周りの支えを実感し感謝する場だと考えてこれからも活動してほしいと思います。
 そして、これからの活動の鍵は今までに生まれた活動を改めて見直し、それらを大切にしていくことにあるのかな、と残していく部員に対して思います。もちろん私は新しいことをどんどんしていく「攻め」の旭東文芸も大好きですが(笑)

 このあいだ二つ上の先輩に会ったとき、「おまえが引退なんて爆笑だよなぁ」と言われました。その「爆笑」をするぐらい、時間は速く流れていたのだなぁ、と思います。そしてその時間のなかには大きな活動だけではなく、部員との交流がありました。仲間と文芸への追求をはかり、たくさん笑いたくさん悩んできました。ときにはその悩みの先にどうしても我慢や対立を生むこともありました。

 ……なんて、くだけた雑談というよりはちょっと感傷的な文になってしましましたね…。とにかく、後輩のみなさん、私たちにずっとついてきてくれてありがとう。またあなたたちの瑞々しい作品が見たいです。文芸部のこれからを期待しています。そして、文芸関係者の皆様、私たちを支えてくださっている皆様、これからも旭川東高校文芸部をよろしくお願いします。

 P.S.後輩へ:追い出し会の「ハイジンソウル」のカラオケ期待してるよ~!(公式ツイッター参照、素晴らしい作詞力です)
2015.11 ありあ/木村杏香

 今年度の旭川市文化奨励賞を我が旭川東高校文芸部が受賞したことをここに報告させていただきます。

 そして今日はその表彰式が旭川市クリスタルホールにて行われました。表彰式の場では挨拶、作品発表の場が設けられました。

 旭川市文化賞は、旭川市の文化の向上のため、永年にわたり輝かしい業績をあげられた個人又は団体への「文化賞」と「文化功労賞」、今後の活動が期待される個人又は団体への「文化奨励賞」の三つで構成されており、私たちは文化奨励賞をいただいてきました。
 旭川東高校としては昭和38年以来二度目の文化奨励賞受賞となります(昭和38年度は書道部)。昭和40年度には作家の三浦綾子さんが文化賞を受賞した名誉ある賞です。

 まずは月並みな言葉ですが、部員全員が喜んでいます。受賞の理由は、長きに渡る部の功績と卒業してもなお文芸に携わり、地元の文芸を支え続ける卒業生の皆様の活躍とのことです。この受賞は文芸部OBOGの方々が残していった伝統や功績のうえに成り立っているものです。現役生の成果だけでは得られることのできないものであるということを忘れぬよう、私たちも常に文芸魂と北海道魂を忘れず、これからも頑張ります。
 このたびはこのような素晴らしい賞をありがとうございました。これからもこの受賞に恥じぬよう、感謝と縁の力を忘れず、そして自身の表現の追求を目指していきます。報告とお礼をホームページにて失礼いたします。

2015.11.3 平成27年度文芸部部長 木村杏香

※画像は表彰式で配布された作品発表の冊子です。

画像

こんにちは。二年生の藤田です。去る10月1日~3日に開催されました平成27年北海道高等学校文化連盟全道高等学校文芸研究大会作品コンクールの結果を報告させていただきます。


◯詩
優秀
・「新しいワンピース」2年 藤田そら

◯短歌
最優秀
・「バスの窓流れてく雨粒にならねがいごと三回言えるのに」3年 荒井愛永
優秀
・「バスタブの栓の鎖がちぎれてもどこにも行けぬような朝焼け」3年 木村杏香
・「毎日を笑顔で過ごす系女子のビンタは割と痛いんだよね」2年 藤田そら
入選
・「終電で吸う空気とは私より長く生きない人たちの息」3年 渡部琴絵

◯俳句
最優秀
・「夕焼けの街でグリコの遊びかな」3年 荒井愛永
優秀
・「蝉時雨日記白紙のまま遺品」3年 木村杏香
入選
・「星月夜先に押される降車ボタン」3年 渡部琴絵
・「夏蜜柑齧つて星の滅びたる」2年 柳元佑太

◯部誌
銀賞
・『炎 第83号』

※藤田、柳元 次年度北海道東北ブロック推薦


昼夜の寒暖差が大きくなってきました。お風邪など召されないようお気をつけください。

 第十八回松山俳句甲子園が終わった八月二十三日の夜、ホテルにて句会を行いました。当季雑詠で一人一句投句、一句特選と二句並選で計三句選句。
 参加者はゲストに名古屋高校の長谷川凜太郎さん、柴田健さん、北口直敬さん(選句のみ)、大垣商業高校の村瀬愛実(俳号:秋灯)さん、富田隆一(夢月)さん、小林真帆(綾夏)さん、旭川東OBの堀下翔さんがご参加くださいました。旭川東からは木村杏香、荒井愛永、柳元佑太、萩原海、本庄海、が参加しました。
 なお、句会録は都合により選句結果を無記載とさせていただきました。




ロッカールーム出て夕焼の試合場(長谷川凜太郎/名古屋)※以下敬称略

ホイップの口紅つけて二日月(柴田健/名古屋)

四畳半の居城ゆらすや花氷(秋灯/大垣商業)

蝉鳴くや命言祝ぐやカルテット(夢月/大垣商業)

夏霞鳥居くぐりし神楽鈴(綾夏/大垣商業)

師は下駄をすつて歩きぬ月の坂(木村杏香/旭川東)

秋の夕くちびるに色移したる(荒井愛永/旭川東)

秋空にポプラすみずみまで伸びす(柳元佑太/旭川東)

星月夜指に作らる星座かな(萩原海/旭川東)

未知数の四数分解星涼し(本庄海/旭川東)

秋よこの捕まへざりし蝶遅し(堀下翔/旭川東OB)


 大会が終わった後の松山での夜も素敵な夜となりました。名古屋高校さん、大垣商業高校の皆さんありがとうございました! 
 また、参加していただいた皆さんには書記のお手伝いをいただいたうえ、こちらのミスなどもありましてご迷惑をおかけましてすみませんでした。また会えるといいですね! 充実した時間をありがとうございました!

こんにちは。2年生の藤田です。

8月27日、北海道高等学校文化連盟上川支部コンクールに参加してきました。旭東文芸部公式ツイッターでも簡単な報告はしましたが、三浦綾子記念文学館での創作活動の後、旭川商業高等学校で分科会などを行いました。

下記は、旭東文芸部員の受賞作品の一覧です。


◯小説
佳作
・『夏、すなはち予言』2年 柳元佑太
・『列車』1年 堤葉月

◯詩
最優秀
・『新しいワンピース』2年 藤田そら
優秀
・『世界でいちばんかわいい微笑み』3年 木村杏香

◯短歌
最優秀
・『ジャージ着た坊主頭の少年が冗談みたいなおにぎりを食う』3年 渡部琴絵
優秀
・『青い服着ると廊下ですれ違う君と話が弾む気がする』3年 荒井愛永
・『バスタブの栓の鎖がちぎれてもどこにも行けぬような朝焼け』3年 木村杏香
・『毎日を笑顔で過ごす系女子のビンタは割と痛いんだよね』2年 藤田そら
佳作
・『三ページ半のローマの興亡にブラックコーヒー波打っている』2年 柳元佑太

◯俳句
優秀
・『日記まず君のことから星涼し』3年 木村杏香
・『滝轟々深く呼吸をして二人』2年 柳元佑太
佳作
・『夕焼の街でグリコの遊びかな』3年 荒井愛永
・『蛍狩話したいこと話せずに』3年 渡部琴絵

◯部誌
推薦
・『炎 83号』


朝晩が冷え込むようになりました。お体に気をつけてお過ごしください。

学生合同文化祭!

2015年05月09日
こんばんは、管理人の想真唯愛です。
お久しぶりです…
今年度は、一年生3人、三年生1人の計4人が新たに入部しました!
去る5月6日に毎年恒例の新入生歓迎会として吟行を行いました。ここで作った句は後日行う句会でお披露目します(´ω`)

そして本題です…!
明日、5月10日13時30分より、旭川市市民活動交流センターCoCoDeで行われる第8回学生合同文化祭に、「旭東俳句甲子園」で旭東文芸部が参加します!
今回は新入部員のデビュー戦となります!よろしければ足を運んでみてください!

それでは、これからも旭東文芸部をよろしくお願いします!

 十月三十日の東北文芸秋田大会の夜に行われました句会の結果をお知らせします。今回は札幌のカザマックスさんがご参加くださいました。
・出詠者~木村杏香、柳元佑太、藤田そら、カザマックス
・当季雑詠
・投句は一人一句、選句は一人一句
・括弧内は選者名




月光と黒髪の青年と咳 藤田そら/無点句
・中七は誰のこと?
→和虎くん (藤田の小説の主人公)
・月光や、にしては
・季語は月光で秋で (咳も冬の季語である)
・この三つの組み合わせが好き(詠者より)

店員の手より胸より栗こぼれ 木村杏香/一点句
(柳元)
・秋っぽさがこぼれるというところから伝わる
・景が少しぶれる
・中七のリズムが良い
・実景で、光景をみて使えそうだと思った。(詠者より)

ねんごろに轟く舞踊秋うらら カザマックス/二点句
(木村、藤田)
・ねんごろという響きが良い。俳句で使えるんだなぁと。
・それぞれ近いのでは
・季語が少し動く
・見たものをそのまま書いた。「舞踊」「秋うらら」を決めてから、上五を決めた。(詠者より)

ドット絵のような紅葉歩きけり 柳元佑太/一点句
(風間)
・昔のゲームみたい、画質の荒い感じ
・ドット絵という言葉にインパクトがある。


 超プチ句会になってしまいましたが、カザマックスさんありがとうございました。またお会いできるのを楽しみにしています。

 こんにちは、二年木村です。10月30日から31日に秋田県で行われた、第16回全国高等学校文化連盟北海道・東北文芸秋田大会の報告をさせていただきます。

 参加したのは俳句部門の二年木村と、部誌部門の一年柳元と藤田です。北海道から秋田への道のりはとても長かったのですが、寝台列車から見た星空や、朝焼けとともに見た岩木山がとてもきれいでした。秋田に滞在できる時間は短かったのですが、紅葉も美しく、列車に乗っているだけでも吟行した気分になりました。
 なお、今回の大会報告は私が参加した俳句分科会を中心に、大会全体の報告をさせていただきます。

 一日目は、地元の高校生の歓迎アトラクションを見ました。郷土芸能部や飾山囃子部がごくあたりまえに高校の部活動としてあるのに驚きました。その後は文学散歩で角館の町を歩きました。そのときは紅葉になっていましたが、角館は桜が美しく、桜の木を使った工芸品博物館や武家屋敷を回りました。文学散歩のあとは夕食とともに生徒交流会がありました。

 二日目は秋田の湖にまつわる朗読劇などを聞きました。全道大会とは違い、全体会の朗読やアトラクションは地元の高校生が中心となって運営していることに驚きました。東北地方は高校生の文芸活動がさかんだと言われています。自分の生まれ育った地域の文化を外に向けて発信していくことも、文芸活動の一つなのだと感じました。
 そのあとは各分科会にわかれての活動です。講師は加藤昭子先生でした。あらかじめ作っておいた俳句の講評をしていただき、それからは写真俳句をして楽しみました。昼食休憩のときに、他県の参加者とお話する機会がありました。俳句の話、それぞれの方言の違いについて話したりして、貴重な異文化交流の場となりました。俳句分科会はすべての分科会の中で一番参加者が多く、講師の先生の講評も早足になってしまいましたが、写真俳句をした際に私の句にコメントをつけてくださって、とても嬉しかったです。部誌部門の二人も存分に学んできたようで、部誌作りもそろそろ引き継ぎかしらと思ったり。これからの部誌制作が楽しみです。
 分科会終了後は、大岡玲先生の講演会がありました。内容は、走れメロスの友情ってほんとに友情なの? というユニークな演題で、本を読むときにそのまま受け入れるのではなく、もっと作品を疑う意識を持ちなさい、という言葉が印象的でした。
 
 移動時間が長かっただけに、秋田にいた時間はあっという間に思えました。そんな中できりたんぽや親子丼もいただいてきました。おいしかったです。俳句もたくさん詠んできました。

 文芸部の大会って何をするの? とよく訊かれます。訊かれて、観光地を歩いたり、交流会でおしゃべりしたり(温泉に入ったり、おいしいもの食べたりetc.)……と大きい声ではちょっと言えないのです。それって遊んでるだけでしょ、と言われても仕方がないからです。
 それでも、全道大会や東北大会には意義があると思って私は参加してきました。他の文化に触れること、同世代との交流で刺激を受けること、講師の先生から教えをいただくことは、パソコンに向って作品を書いたり、部室で本を読んでいたりするだけでは得られない体験だと思います。一人でやっているだけでは自分の作品は向上しにくいのだと、文芸部に入ってから私は気づきました。
 
 大会報告といいながら少し旅行話になってしまったような気がしますが、それだけ秋田で見たものは私たちの目に新鮮にうつりました。北海道では見られない植物、郷土に根付いた文化に触れ、創作意欲がもくもくとわいている今日この頃です。とても素敵な旅となりました。一年生の二人にとっても有意義な時間となったのではないでしょうか。これからの文芸部を引っ張っていく二人が、今回学んだことを活動に生かしてくれると期待しています。
 報告は以上です。読んでいただき本当にありがとうございました。

こんにちは、二年の木村です。私は全道大会で俳句分科会に参加してきました。我が部から参加したのは三年池原、二年荒井、渡部、木村の四名です。講師は昨年と同じく永野照子先生です。

 一日目は他の分科会と同じく文学散歩でした。今年の開催地は北海道虻田郡洞爺湖町。あ、あぶたぐんとうやこちょう…。北海道の地名は道民でさえ読みが困難な地名がたくさんあります。洞爺町といえば温泉と湖。そして有珠山があります。2000年の噴火は住民の事前避難に成功した数少ない噴火だったそうです。洞爺湖ビジターセンター・火山科学館でしっかり学んできました。あと、洞爺といえば2008年に北海道洞爺湖サミットが開催されたのが記憶に新しいですね。そんな山と湖と紅葉で囲まれた町で俳句を詠んできました。

 二日目。午前中は東洋大学名誉教授竹内清己先生の『「戦後日本文学」の中での村上春樹』という題の講演を聴きました。竹内清己先生のお話の中に村上春樹がエルサレム賞を受賞した時のスピーチの引用があり、「高くて、固い壁があり、それにぶつかって壊れる卵があるとしたら、私は常に卵側に立つ」というもので、村上春樹の文学に対する姿勢を知りました。
 午後は俳句分科会に参加。事前に出品してあった全道大会作品集の句に対し、永野先生から講評をいただきました。その後は前日の文学散歩で詠んだ句を持ち寄った句会を行いました。この句会には題詠があり、「風」、「歩」、「紙」のどれかでそれぞれ句を詠みました。永野先生に評価をいただいた部員もおり、せっかくなのでここに載せておきます。
 
 爽やかに風坂道を登りけり 池原早衣子
 秋風や時の止まったやうな街 荒井愛永
 貼り紙にスペルミスあり秋日和 渡部琴絵
 秋水に紙石鹸の溶けやすく 木村杏香

それから自由詠の句会をしました。そのときの句は次の日に行われた自由詠の句会と一緒に掲載します。

 三日目は自由詠の句会をまた行いました。文学散歩のときのことを思わせるような句が並びました。
 
 爽籟やゼッケン解けたまま走る 池原早衣子
 夕焼けの街でグリコの遊びかな 荒井愛永
 大工さんにかまってほしい秋の風 渡部琴絵
 異国語の湖に秋めく響きかな 木村杏香

そして、この句会のあとに永野先生より俳句を作るうえでの姿勢、注意点などのお話を聞きました。手元にメモが残っているので、そのまま並べてみます。

・四季の変化をいとおしむ気持ちを持つ。
・一期一会を大切にし、出会った命への挨拶を詠む。
・俳句の楽しみ方を感じる。なにを見てもなにかを感じようと探す。
・作句に行き詰ったときは初心に戻る。
・写生をこころがける。
・述べ過ぎず、言い過ぎず、省略をこころがける。
・旧かな、新かなは使い分ける。
・切れ、比喩、取り合わせなど、俳句の技術を身につける。
・俳句に意味を追求しない、意味がなくてもいい。
・助詞を大切に使う。
・動詞は少なくする。
・心傷は物にたくす。
・俳句に起承転結を求めない、理屈をつけない。
・透明感、清潔感、文学的価値のある句を作る。

……と大きいことから小さいことまでそのまま並べてしまいました。自分たちの俳句の講評だけではなくこのようなお話を聞くことができ、普段の活動では得られないことを学びました。基礎基本を見直し、自分にとって俳句はどんな存在なのかということを考え直した機会となりました。

また、これは俳句分科会の報告とは少しはなれてしまいますが、最終日の各分科会の全体講評で、短歌分科会の山田航先生のお話が印象に残りました。「文学は常に弱者に寄り添うものでなくてはならない」という言葉で、この言葉は竹内先生の講演会の話にも共通点があり、小説と短歌だけではなく、すべてのジャンルに通ずる考えだと感じました。私たちは好きなことを自由に書くことをゆるされ、さまざまな文芸活動に励んでいます。今回学んだことをひとつの指針として生かしていきたいです。

最後の表彰式では我が部から、最優秀「宣誓の腕峰雲を貫いて」(三年 池原早衣子)、入選「五番目の素数は十一梅を干す」(二年 荒井愛永)、入選「卒業の椅子をそろへる役目かな」(二年 木村杏香)が選ばれました。そして二年木村が来年度滋賀県で行われるびわこ総文祭に俳句部門として出場権を得たことがのちに決まりました。この場をお借りして報告させていただきます。

実りの多い全道大会となりました。他の分科会の部員もそれぞれ収穫があったのではないでしょうか。これからも旭川東高文芸部は、より充実した創作活動と作品の向上を目指していきたいと思います。これで全道大会の報告は最後となります。遅くなっていしまい、ほんとうにすみませんでした。

 二年矢崎です。自分は小説の分科会に参加しました。
 小説科は一日目に文芸散歩、二日目の前半に小説を書き、二日目の後半と三日目に、応募作品の合評をしました。
 二日目の前半、小説を書いたのですが、それは一日目に過去の応募作品の一部を渡され、その作品の登場人物になりきって書く、というものでした。しかし、それには条件があって、女子は男子小学生になりきって、男子は女子小学生になりきってという条件です。自分は勿論女子小学生です。
 合評は文芸散歩の班二つ分会わせたなかでしました。
 班の皆さんはあまり発言がなく、有意義とは言い難いものでしたが、柄刀先生が各班の合評に少しずつではありますが参加してくれて、それは有意義なものでした。

 自分は小説分科会に参加して、ある意味で一つのテーマに沿って、色々な人が書いた作品を読みました。そこで、同じテーマだとしても、人によって表現や比喩の違いがあり、とても面白かったです。
 短い時間で小説を書くのは、とても難しかったのですが、本当にためになりました。

 個人的には、二日目に書いた作品を三日目に評されたのですが、柄刀先生が、これなかなかいい、と仰っていた作品のなかに自分の作品があったのが嬉しかったです。

 たいへん遅くなりましたが、平成26年度北海道文化連盟第12回全道高等学校文芸研究大会作品コンクールの報告をさせていただきます。第一弾は短歌分科会に参加した平田の報告です。




 こんにちは。二年の平田です。全道大会で行われた短歌分科会の報告をさせていただきます。

一日目は短歌分科会の全員で文学散歩に出かけました。まずはG8サミット記念館へ行きました。各国の代表者さんたちの等身大パネルや会議に使われたであろう円卓や長机が展示されていました。
それからは、二つのグループに別れて散歩を続行しました。私の所属するグループは火山科学館へ向かいました。火山科学館では有珠山で起きた火山の資料や動植物の展示(兎とかリス等の小動物の剥製。その上キノコや魚、外来種についての資料も!)がありました。
そしてなんと、火山噴火時の疑似体験ができる装置があったのです。映像と音声、そして足元から伝わる振動……!実に本格的でした。
その後、火山科学館を出発してもう一方のグループと合流しました。そして洞爺湖のすぐ近くにある足湯に入りました(ちなみに私はタオルを持っておらず、泣く泣く足湯を断念しました)。
そうして皆さん十分に温まった後、洞爺湖沿いを歩きいて穏やかな景色を楽しみながらホテルまで戻りました。

二日目は、講師の山田航先生から応募作品集に掲載されている短歌の講評をいただきました。それとともに、それらの短歌を用いて歌を詠む上での技術を教えていただきました。
午後からは事前提出短歌と文学散歩で作った短歌についての観賞・意見交流を行いました。参加者全員がしっかりと他の人の短歌と向き合って意見を述べていて、活発であり、また和やかな雰囲気で交流が進みました。全員で投票を行ったりもしました。その後、こちらの作品でも山田先生からの講評をいただきました。
せっかくですので、ここで、私が文学散歩で作った短歌を紹介させていただきます。

日の当たる方から紅葉していくと手をつなぐ距離で教えてくれた


三日目は、前日に残ってしまった文学散歩で作った短歌の講評を最後までいただいてから、山田先生への質問タイムが始まりました。「短歌を作る上での韻の大切さ」「字余り字足らずの効果とは」「是非読んでもらいたい歌人の本」「短歌と和歌との違い」「自分の作った短歌の講評をしてほしい」等の質問やお願いが寄せられて、皆さんの短歌を上手に読みたいという向上心がとても感じられました。

私は昨年もこの分科会に参加しました。それから短歌を作りはじめてもう一年が経ちます。今回の分科会では、独学や観賞だけでは得られない知識を得ることができました。やはり同じ創作をする者と語り合い、その道のプロに話を聞くことは勉強になります。素晴らしく充実した三日間でした。

長くなりましたが、これで短歌分科会の報告を終わります。
最後までお付き合いありがとうございました!

10月1日~3日に開催されました平成26年北海道高等学校文化連盟第12回全道高等学校文芸研究大会作品コンクールの結果を報告させていただきます。


小説
入選 「挨拶」  木村杏香(二年)

短歌
優秀 「巻貝に耳を澄まして何万回何億回もの夕暮れを知る」 荒井愛永(二年)
入選 「唐突に教師イルカの話して数ⅠAの海あたたかし」  池原早衣子(三年)
入選 「あの木達空に向かってなんかじゃない可哀想なほど引っ張られてる」  平田莉々(二年)

俳句
最優秀「宣誓の腕峰雲を貫いて」      池原早衣子(三年)
入選  「五番目の素数は十一梅を干す」   荒井愛永(二年)
入選  「卒業の椅子をそろへる役目かな」  木村杏香(二年)

文芸部誌部門
金賞 「炎」第八十二号

※来年度総文祭(滋賀県)短歌部門(荒井)
北海道東北ブロック(青森県)小説部門(木村)、短歌部門(平田)、俳句部門(木村)、文芸部誌部門

 こんにちは。旭川東高校文芸部です。秋雨が続く旭川に嬉しい知らせが届きました。
 もうご存じだとは思いますが、我が文芸部のOB堀下翔が第6回石田波郷新人賞を受賞しました。ホームページ上の挨拶になってしまいますが、お祝い申し上げます。驚いたニュースに、どれだけすごいことか把握していない部員もいます。
 卒業した今も部室に来て一緒に句会をしたり、今年の俳句甲子園の練習に付き合っていただいたりなど、いつも本当にお世話になっています。先輩を知らない代の一年生もとても喜んでいます。


 …まぁ、かたくるしい挨拶はこの辺にしておいて…。受賞の知らせからもうだいぶ経っているので今更という感じでしょう(笑)なぜ、こんなにも遅れた報告になってしまったかというと、私たち現役部員は昨日まで高文連全道大会で洞爺の温泉に入っていたからなんです(いいえ、ちゃんと勉強してきましたよ!)。
 我が文芸部から、そしてこの北海道から受賞者が出るなんて、本当に嬉しいです。改めておめでとうございます。受賞作品が読めるのを心待ちにしています。
 さて、後日高文連全道大会の報告もホームページに掲載していきたいと思います。我が部から最優秀賞、びわこ総文祭の出場者も出ました。私たちも先輩に負けてばかりではいられません! よりいっそう俳句の勉強、文芸の追及に励みたいと思います。
 これからも旭川東高文芸部をよろしくお願いします。 
旭川東高文芸部一同

 こんにちは、二年生の木村です。前回の記事を書いてくれたのは一年生柳元君(通称やなぎぃ)で、ホームページ初投稿でしたね。私もどうぶつ句会行きたったのですが、私の分まで二人が楽しんできてくれたのでよかったです(^^)

 さて、私も道内の素敵なイベントに参加してきましたよ! 九月二十七日、渡部さんと一緒に、滝川で行われたHaikuBar 【大歓迎ならいらない 限界だ】に参加してきました。
 俳人堀本裕樹さん、歌人山田航さん、歌人月岡道晴さんの和やかなトークで句会ライヴは始まりました。私たちは句会ライヴ初参加! どうしてまた滝川で開催?(北海道は俳句イベント、句会が本州に比べて少ないのです…)と思ったのですが、堀本裕樹さんと月岡道晴さんが学生時代の友人の仲だそうで。そのご縁とたきかわ文化村のスタッフの皆さんのおかげで今回HaikuBarが開催されました。
 私たちは俳句集団【itak】の方の紹介で参加してきました。当日の席でもご一緒させていただき、本当に素敵なひとときでした。うふふ、今回はお酒がある場(もちろん高校生ですから飲んでないですよ)ということで、秋の夜長にしか話せないような大人なトークもありました。これは参加者だけの秘密ということで…。人が集まって一緒に俳句を作り、語り合い、時にはお酒を飲んで…という句会本来の姿を知ることができました。早く大人になりたいです。
 また私事ですが、堀本裕樹特選、山田航特選をいただきました。本当にありがとうございます。景品にお二人の本と歌集をいただいてきました。いやぁ、もう本当にこれ欲しかったんですよ! 滝川に行く直前に、この日いただいた堀本裕樹さんの本『いるか句会へようこそ!』を買って電車で読もうかなと思ったくらいで。そして主人公の女の子が杏ちゃんっていうんですよね。自分と似ている名前なので勝手に親近感がわいていました。これからゆっくり読みたいと思います。山田航さんには歌集『さよならバグ・チルドレン』をいただきました。山田航さんには高文連の道大会でもお世話になっているので嬉しかったです。うちの短歌部員も喜んでいました。

 嬉しさと柳元君のテンションがうつってしまい、くだけた文章になってしまいました(言い訳)。北海道も秋が深まってきました。あたたかい牛乳を飲んで体調には気をつけたいと思います。

秋のどうぶつ句会

2014年09月30日
 文芸部一年生の柳元です。九月二十三日に行われた、あべひろしさん主催の動物句会に、二年生渡部さんと参加してまいりました。
 句会は十一時から開始、現地集合だったのですが、何を間違ったのか九時半についてしまい、それまで動物園をぶらぶらしていました。ペンギンに白熊にオラウータンに、動物たちのまあ可愛いこと可愛いこと。それを見るカップルのまあ多いこと多いこと。
 思わず年間パスポートを衝動買いしてしまいました。(理由は前者です)
 さて句会ですが、季節は秋、動物を詠む、ということがお題でした。一時間という限られたなかで(若干僕はフライングしていましたが)、普段とは違った視点から動物園を楽しむことが出来ました。 あべひろしさんの動物に対する詳しい解説を聞きながらの選句、批評はとても和やかな雰囲気で行わました。動物を上手く五七五に取り入れていらっしゃる方もいて、少し嫉妬しました。
 僕は相変わらずの無点句(一体いつ上達するのだろう)でしたが、渡部さんは見事賞を獲得し、サイン入り絵本を頂いていました。僕も欲しかった。本当に悔しい。
 また、句会を通じて色々な方と交流を深めることができ、とても良い経験になりました。このような句会を開いて頂いたあべひろしさん、ギャラリーぷるぷるの皆さんに心からお礼申し上げます。次回の冬の句会も楽しみにしております。

こんばんは、管理人想真唯愛です!

明日9月21日午後2時より、旭川の三浦綾子記念館にて旭東文芸部俳句甲子園を行います!

兼題は…なんと「愛」!いつもは「恋」なので、また少し違ったディベートが見られるかもしれません!よろしければ足を運んでみてください(^O^)

北海道は最近急に寒くなってきました(^^; みなさんもお体にお気をつけて!

では、今後とも旭川東高校文芸部をよろしくお願いします!

北海道の秋

2014年08月30日
 こんにちは、二年生のありあです。俳句甲子園からもう一週間もたちますね。帰ってきたら北海道はもう秋で寒いです。松山でお世話になったタクシーの運転手さんが北海道が大好きで何度も旅行に来ているそうで、楽しいお話を聞かせていただきました。北海道の秋は寒いですがおいしいものがたくさん、本州には見られない自然の景色もありますよ~

 …なんて秋の気分になっているのですが、私達二年生は今なんと見学旅行で長崎に来ています。こちらは暑いですね。寒暖の差で体調を崩さないように気をつけます。一、三年生は球技大会。今年はどこのクラスが勝つのかな…。

 見学旅行ということで二年生部員! 見学旅行が終わったら韻文の応募締切ラッシュですよ!! そして龍谷大学の俳句大賞は想いでの修学旅行部門がありますからじゃんじゃん修学旅行俳句を作りましょう!

 ここ最近は怒涛のホームページ更新でしたね。少しでも読者のみなさんに楽しんでいただけたら嬉しいです。これからも旭川東高文芸部をよろしくお願いします(^^)

 平成26年度北海道高等学校文化連盟上川支部文芸研究会の結果をお知らせします。




小説
佳作 「クローバーと数式」             荒井愛永(2年)
   「挨拶」                   木村杏香(2年)
   「ある作家の回想」              柳元佑太(1年)


佳作 「よそいきの服」               木村杏香(2年)

短歌
佳作 「唐突に教師イルカの話して数IAの海あたたかし」
池原早衣子(3年)
   「巻貝に耳を澄まして何万回何億回もの夕暮れを知る」    
荒井愛永(2年)
   「空っぽの机に入れるプリントで鶴でもおってやろうかと、ふと」 
平田莉々(2年)
   「両足がさみしがりやであるゆえに離陸できないわたしのからだ」 
渡部琴絵(2年)

俳句
最優秀「廊下には光の線路秋はじめ」       池原早衣子(3年)
優秀 「屋上の鍵こじ開けて夏銀河」        渡部琴絵(2年)
佳作 「霜降の枕の下に聖書あり」         荒井愛永(2年)
   「若葉風窓辺を化粧台とする」        木村杏香(2年)

部誌
推薦 「炎」第82号

おひさしぶりです

2014年08月29日
 こんにちは。管理人想真唯愛です。諸事情のため何か月間更新できておりませんでした。すみません。管理人を名乗る価値もないですね(汗)
 ココデでの俳句甲子園、俳句甲子園地方大会、学校祭中庭ステージ、全国総文祭、俳句甲子園全国大会、高文連上川支部大会と、文芸のイベントが盛りだくさんでした。楽しいイベントの宣伝や報告(高文連除く)を管理人自ら出来ず大変残念に思います。俳句甲子園全国大会については、また詳細に報告がなされることと思います。
 これからは部員に頼んで定期的に管理人からのお知らせを出したいと思っております。これからも旭川東高校文芸部をよろしくお願いいたします。

 こんにちは。部員の荒井愛永です。遅ればせながら、平成26年7月28日から31日に茨城県東海村で行われた第三十八回全国高等学校総合文化祭いばらき総文の報告をさせていただきます。
 私は俳句部門の北海道代表として総文祭に参加してきました。大会二日目の文学散歩では、俳句部門の生徒は小説、短歌、俳句の文学賞で有名な長塚節の生家をはじめとする県北コースを回りました。
 三日目の午後に行われた分科会では、講師の岡崎桂子先生を交え、文学散歩での句や事前の提出句に対する講評、優秀作品の表彰が行われました。その講評の際に、「私が手直ししたほうがいい、と言っても自分がこれでいいと思ったらそのままで構わない」と先生がおっしゃったことがとても印象に残っています。どれも推敲を重ねて自分だけの言葉で表現した作品だから、自分の選んだ言葉に自信を持ち、よく考えて直すことが大切だと思いました。また、文学散歩での句の講評では、似た言葉でも微妙なニュアンスの違いで選句に響いたものもあり、言葉一つだけれどその微妙なニュアンスで自分が本当に伝えたかった感動が伝わらないこともあるのだと実感しました。
俳句は言葉の写真のようなもので、たった一瞬しか切り取れないけれど、詠んだ時の感動を、あとで振り返った時も同じように感じることができる。そして、その一瞬から広がっていく情景や思い出を周りと語って共有できる。そんなことに改めて気づかされた大会でした。
 このような素晴らしい機会を与えてくださった全ての皆様に感謝し、今後の創作活動に生かしていけたらと思います。ありがとうございました。

はじめまして。先に副部長のありあちゃんが新年度の挨拶をしましたが、部長としてわたしも一言挨拶申し上げます。
当HPを開設してもうじき一年です。
熱意ある部員がより充実した活動を希望して始めたことで、他にもTwitterや創作会なども積極的に行うようになりました。
その甲斐あってか、多くの方が閲覧してくださり、コメントまでしてくださってとても嬉しい限りです。
良い刺激を沢山いただいて部外での活動や作品発表も活発になり、以前(わたしが一年生だったとき)よりも中身のある部になることができました。皆さんのおかげです。
これからもより一層努力して良い部を作り上げていきますので、これからもよろしくお願いいたします。

そして個人の話になりますが、これから少しずつ作品更新していきたいと思います。(受験生ですが‥‥‥)頑張ります!

新年度スタート

2014年04月02日
 こんにちは、新2年生のありあです。新年度最初のホームページ更新です。部長、ホームページ管理人をさしおいたうえ、部員のことわりなしに一回目をいただくのは心苦しいですが(笑)

 いよいよ新年度が始まりますね。
 そして新入生の皆さん、これから高校生活が始まりますね!我が文芸部は二階多目的教室で皆さんを待っています。本を読むのが好き、俳句をやってみたいという人はもちろん、おしゃべりをするのが好き、他の部活と兼部したいという人も大歓迎です。高校生活という青春を文芸部で過ごしてみませんか?

 今年度も旭川東高文芸部のホームページは部員の個性的な作品、日々の活動報告、素敵な企画をどんどん更新していきます。そして公式ツイッターではホームページ更新のお知らせ、日々の活動のつぶやきも随時しています。
 これからも何卒旭川東高文芸部をよろしくお願いします。

クリスマス句会

2014年02月02日
十二月二十五日に行われましたクリスマス句会(第三回部内句会)の結果をお知らせします。
・テーマ兼題『クリスマス』
・投句は一人一句、選句は一人二句
・参加者 小川朱棕、ありあ、雨宮寧々子、ほりした、想真唯愛

三色のリボンを結び室の花(雨宮寧々子)/三点句
・冬に咲ける喜びと華々しさ。
・リボンを結ぶって可愛い。
・一本で三色なのか、それとも三本とも別の色のリボンなのか。
・色鮮やか。
・かご、植木鉢、花束、何でも似合いそう。
・三色がベストだと思った。(詠者より)

一対の聖樹の飾り分け合へり(ありあ)/三点句
・聖樹は二本、分け合うのがクリスマスらしい。
・一つにあった一本分の飾りを隣の二本目にも分けてあげた。
・一緒におそろいで買った飾りなのに違う木に付けられていくんだなというイメージ。(詠者より)

天鵞絨のカチューシャつける聖夜かな(小川朱棕)/二点句
・触ったら気持ちよさそう、かわいい。
・高級そう。よそいきな感じ。どこへ行くのだろうか。
・漢字がいい。メリークリスマス、と言う感じ。
・聖夜らしすぎるかもしれない。
・クリスマスなんだからおしゃれしたい。(詠者より)

クリスマスツリーの種を探しけり(ほりした)/一点句
・きっとこの子は飾りも星も一緒に育つんだと思っているに違いない。
・見つけても育てるのに何年もかかるのに探すだろうか。
・もみの木だとつまらない。クリスマスツリーだからいい。
・幸せを探しているさみしさを拭えない。
・一人で探している様子が寂しく感じる。
・本当は楽しい句。ドラえもんのクリスマスツリーの種(植えると飾りも全部ついてくる)。それがわくわくする。(詠者より)

寒月や讃美歌に包まれた街(想真唯愛)/一点句
・小高い丘とかから街が見えているんだろう。
・荘厳な感じがする。
・讃美歌で神聖な別の世界が生まれている。パイプオルガンとか聞こえてきそう。
・寒月の固い感じにやわらかい雰囲気の取り合わせ。
・現在形の方が(包まれるの方が)いい。
・月の人。
・ロシアの北の方の小さな町にある、小さな教会から聞こえてくるイメージ。(詠者より)

大変遅くなりました。

第二回 動物園吟行句会
十二月八日吟行、十二月二十五日句会実施の動物園吟行句会(冬バージョン)の結果をお知らせします。
・テーマ兼題『動物』
・投句は一人二句、選句は一人三句
・参加者 小川朱棕、雨宮寧々子、ほりした、想真唯愛(ありあ:選句のみ)


ぺんぎんと目が合ひ逸らす冬の空(想真唯愛)/三点句
・気になる男の子と目があったような、でもペンギンは何とも思っていないという、微妙、おかしな感じ。
・冬の空は合わないかも。
・ペンギンはツンデレだ。
・なぜひらがなか分からなかったが景のささやかさに好感。合ひ逸らすは動画的。ペンギンと目が合う要素が大事なのだろうか。
・色々種類のいる中で怖そうなペンギンと目が合って思わず目を逸らしてしまった。(詠者より)

動物にも家系図がある冬うらら(小川朱棕)/三点句
・限られたコミュニティの中だからこそ。
・動物園の家系図紹介のことだろうか。
・動物園にあった家系図だと知らなくても分かったので素敵。
・あれ見た人なら誰でも作れるけど、やっぱりどきっとする。
・上六のもたつきを直したらいいのでは。
・どうしても「にも」にしたかった。人間との共通項があった。(詠者より)

あざらしは死せばしるべになりにけり(ほりした)/二点句
・北極っぽい。
・死んで血とかが出ないとしるしにはならない。
・しの強調。
・うきみたいだと思って作った。(詠者より)

こうさぎを追つて荒野に迷ひこむ(想真唯愛)/二点句
・因果。
・小さいものから大きな広いもの。何か始まりそう。
・曲の前奏部分みたい。
・可愛らしいものを追っているのに不安のある言葉が出てくる。
・うさぎを見て思いついた。(詠者より)

ふくろふや息詰まらせるアナウンス(雨宮寧々子)/二点句
・寒さでふくろうがぎゅっと小さくなっているのが詰まらせると合っている。
・旧かながいい。
・息詰まらせるって何だろう。
・季語との離れ方がいい。息詰まらせるって意味ありげで気になる。そこがうまい。
・動物園だから分かるけどアナウンスって現代的。

粉雪やレッサーパンダくるみをり(小川朱棕)/一点句
・ふわふわしてそう。
・赤ちゃんをまとう布のような安心感、やさしさがある。
・やで切らなくてもいいのでは。

ペンギンの羽は鍵盤冬いちご(雨宮寧々子)/一点句
・関係ないのにどきっとする。
・例えがすごい。
・もしかするとペンギンは生きているペンギンではないかもしれない。
・冬苺と離れすぎている(つきすぎの逆)気がする。
・羽の色や飛び出し方が鍵盤っぽかった。(詠者より)

火のにほひなどくらげにはわからない(ほりした)/一点句
・当然かなと思いつつ、生を感じる。
・水中の生物だから対極の火なのか。
・焦げた匂いだろうか。
・くらげの不思議な感じ。
・レッサーパンダとは別の感じのふわふわ感。
・9割が水だと聞いて水しかくらげは知らない。だったら水以外に何を知っているのだろうと思って作った。(詠者より)

 高文連評論部門に出して全道最優秀賞を取った文章である。改行などを除き、そのまま掲載する。





 昭和期の文化人で徳川夢声ほど多彩な肩書を持った人物はいない。大きく言えば放送タレント・文筆家であるが、その活動範囲は多岐にわたり、夢声研究家の濵田研吾が書くには「活動弁士、漫談家、喜劇俳優、新劇俳優、映画俳優、ユーモア作家、エッセイスト、風俗評論家、ラジオタレント、番組プロデューサー、インタビュアー、俳人、美術コレクター、明治村村長……」(晶文社/徳川夢声と出会った)だ。いささか細かく分けすぎている印象はあるが、夢声の活動の広範囲さを語るにはぴったりである。夢声自身、職業を問われ「雑」と答えている(ダイヤモンド社/プロ・タレント花形稼業入門)。

 この稿では、数多ある夢声の側面のうち「俳人」としての部分に迫りたい。それは筆者自身が俳句活動をする人間だからである。濵田研吾、三國一朗をはじめとし、夢声研究者は数人いる。しかし俳句という詩形の特殊性から、これまで夢声俳句を論じたものは殆んどなかった。ならば自分が夢声俳句の研究に取り組もう、筆者はこう考えた。拙い論考ではあるが、夢声の文学的評価に与するものの一つとなれば幸いである。

 「降る雪や明治は遠くなりにけり」を詠んだ中村草田男の随筆に『機上観月会』というのがある(作品社/日本の名随筆別巻二十五・俳句/金子兜太編/初出は『随筆サンケイ』一九五九年十一月号)。  
 
 全日空が、新鋭の飛行機に、俳句と短歌の世界の名士を乗せ、飛行機の上から月を観る会というのを企画した。そこに草田男も招待され、高度二万フィートで俳句を詠む……というもの。この会で草田男は「月の翼下に常高き富士いま太く」など数句を残している。

 むろん草田男の機上俳句にも興味をそそられるが、ここで特筆すべきは、この会の俳人サイドに夢声も呼ばれていることである。草田男によれば「大野伴睦、久保田万太郎、徳川夢声、富安風生、星野立子、石田波郷の諸氏が俳句組」ということだ。立子など、現代俳句史の重要な位置を占める俳人たちと並んで夢声の名が登場することに、少しの驚きさえ覚える。

 現代にはその足跡が伝わらなかっただけで、当時の夢声はひとかどの俳人たる人物だったのではないか。彼の俳句は、文化人の風流ではなく、文学活動だったのではないか。そんな考えが頭をもたげる。

 ここで夢声の俳句活動について、まとめておこう。句作開始は昭和八年三十九歳のとき。妻が亡くなり、自身も体を患い入院。衝動的に湧き上がってきたのが俳句だった。「生者必滅院長患者蝉しぐれ」「ミンミンの嵐にめげで唄ひけり」など数句を詠んでいる。これ以前、大正年間、さらには少年時代にも句作の経験はあるが、いずれも道楽や教養であった(夢声自伝(中)/講談社文庫)。

 そして入院を経て本式の活動をしたいと考え、翌昭和九年、随筆家の内田誠に句会設立の話を持ちかける。久保田万太郎を宗匠に迎え句会は立ち上がる。名前は、運座を催した渋谷いとう旅館からとって「いとう句会」といい、昭和四十年代まで続き伝説的な文人句会となった。夢声の俳句活動は主にこのいとう句会だ。俳号は夢諦軒である。なおいとう句会は『いとう句藻』(私家版)、『いとう句会壬午集』(私家版)、『句集・いとう句会』(いとう書房)、『いとう句会随筆集・じふろくささげ』(黄揚書房)などを出版している。

 それともう一つの活動場所が随筆であった。文筆家として軽妙な作品を多産した彼は、ユーモア小説と随筆の二本柱の作品群を持つが、その随筆の多くに、俳句が書きつけられている。写生句を得意としていて、彼の自伝的作品群の集大成である『夢声自伝』(講談社文庫/全三巻)では、句作開始以後の部分に関しては、大量の句を見ることができる。ほか、夢声は生涯に二冊の句集を残した。『夢諦軒句日誌二十年』(オリオン社)と『雑記・雑俳二十五年』(オリオン社出版部)がそれである。

 やや前置きが長すぎた。もっと本格的に夢声俳句を見ていく。膨大な句の中から、特徴的なものを四句挙げていこう。それを以て俳人徳川夢声の追究としたい。

○芋 を 焼 く 藤 原 鶏 太 欠 け 火 鉢

 昭和十九年作。藤原鶏太とは黒澤明映画の常連で有名な藤原釜足の戦時中の名。夢声と藤原は劇団「苦楽座」を共に立ち上げるなど関係が深かった。おそらく地方巡業の時の句と思われる。藤原鶏太が欠けた火鉢で芋を焼いている、ただそれだけの景を句と為しただけであるにも関わらず、面白い。藤原鶏太のコミカルな演技と小道具としての芋、という映画のシーンが浮かぶようだ。そこに「欠け」火鉢とは出来過ぎのような印象さえ受ける。しかしこれは夢声にとっての実景、彼の俳句の大部分を占める日記句のひとつなのである。

 これは、ちょっとした「ズル」かもしれない。あらゆる肩書を持って文化的な場面にはどこにだって登場した夢声の実生活には、専門俳人には出くわしえない景がある。他にも「年の瀬の高峰秀子後援会」など人名俳句は多い。文章の方で「蛞蝓大艦隊」(古今亭志ん生)、「超人オッサン伝」(高勢実乗)など知人の話を種にした作品を得意としていたことと重なる方向性である。これが同時代の実景でなければ面白味は半減である。現代俳句にも「春の夜せんだみつおがまだゐたか」(仁平勝)や「冬帽が飛んだマイケルジャクソンも」(坪内稔典)といった佳句はあるが、夢声が人名を句に詠み込む場合、徳川夢声が詠んだ、という前提設定が見え隠れする。途端に藤原や高峰の夢声との関わり合いが読者に思い起こされ、景は広がる。挨拶句にしようとしていなくとも挨拶句になってしまう。「ズル」だと言ったのはこういう意味だ。マルチな文化人でなければ詠めない俳句、これが彼の俳句の面白さの一つである。また「宿帳に俳優と書く暑さかな」のようなのは、そんな彼自身のキャラクターをそのまま句にしたものだろう。百面相のような自分が、今日は俳優としてきている、というとぼけだ。

○空 襲 の 師 走 旅 よ り 戻 り け り

 昭和十九年作。『夢声自伝』に載せられた句で「空襲の師走」に「旅より戻りけり」ということらしい。旅というのは地方巡業のことか。終戦前年の冬、空襲被害も増大し、巡業から帰ってくると、出発前よりも周囲に焼け跡が増えている。そういう状況を「空襲の師走」と端的に言いきったのが眼目である。回想ではなく、リアルタイムの句だ。記録者としての夢声の鋭さがある。夢声は詳細な日記をつけつづけ、戦後になってそれは『夢声戦争日記』(全五巻/中央公論社)として刊行された。この著作によって夢声の評価の一つに「時代の記録者」というのが加わったのであるが、この「空襲の師走」にもその観察眼が現れている。

 そして同時にこの表現には大胆さがないか。大きな切り取りは読者にとっての驚きであり、それは句としての可笑しみにもつながる。ユーモアというと語弊があるが、いかにも夢声らしい特殊な言い表しではある。戦争関連句ではほかに「おぼろ夜の照明弾の息吹かな」「重大発表待つ間に夏の雨となる」「引き倒す家の庭なる辛夷かな」などがこの系統。夢声の句風である。日常のさりげない句にも「大糸瓜落ちて負傷やいたましき」などがある。俳句に限らず夢声を語るにはユーモリストという観点が必要だろう。そういえば彼には「ゆうもあくらぶ」会長の肩書もあった。

○青 き 葉 の あ ま り に 青 し 水 中 花 

 昭和十年作。水中花と言えば水の中に閉じ込めた造花である。大人のおもちゃと呼ばれることもあり、ある種の空しさも抱える季語である。その葉が青い。もっと生きた葉のように作ればよかったものを、という意味合いか、あるいは造花だからこその現実離れした色を持っていてよろしい、ということか。どちらにせよ水中花への思いは、ただの花へ向けるものとは違う。造花のひたすらな青に注目する夢声。瓶がレンズになり花が大きくゆがんで見えるのが水中花であるが、読者は反対側の視点から、水中花を覗く夢声の顔を見つけることができる。瓶越しに大写しになる、その物憂げな顔が。

 この句は先掲の二句とは趣を異にする。純粋な芸術志向だ。もともと夢声は芸術志向の高い人間だった。自身を「文学老年」と称したりもしている。戦後の連載『問答有用』で、そうそうたる文士と渡り合ったのも、文学への憧憬と意識が根強くあったからだろう。こういう「俳句的な俳句」傾向の作品は、夢声の文学者意識のたまものであった。だから夢声俳句を見ていくと、夢声俳句とは「夢声らしい俳句」だけではないということがわかる。「焼跡で巴里の話草紅葉」など、見るべき作品は多い。

○幾 億 年 同 じ 読 経 や 法 師 蝉

 昭和三十八年作。長い長い自叙伝『夢声自伝』のあとがきの末尾に添えられたものだ。夢声は生涯に尋常ではない冊数の自叙伝を刊行した。『夢声半代記』(聚英閣出版)、『くらがり二十年』(アオイ書房)、『自傳夢聲漫筆』(早川書房・全三巻)、『あかるみ十五年』(世界社)、『放送話術二十七年』(白揚社)、『夢聲身上ばなし』(早川書房・全二巻)、『夢声自伝』(早川書房・全五巻)、『銭と共に老ひぬ』(新銭社・上下巻)など、内容の重複こそあれ、凄まじい。『銭と共に老ひぬ』は最晩年の経済に特化した回想録である。夢声の自叙伝の決定版はその前の『夢声自伝』だと見るのが良い。全五巻、普及した文庫版では大冊で全三巻となった。明治の幼年期から晩年の高度経済成長の頃まで事細かに記録したもので、おそらく夢声自身も渾身の編集だったろう。その末尾に掲げられた俳句――どれほどの思いだろう。わざわざ俳句を持ってきたところに夢声の俳句への態度が出ている。

 大きな切り取りである。感情的と言ってしまえばそれまでだが、蝉声に「億」という単位で思いをはせるのには思い切りが必要だっただろう。夢声は霊魂を信じていたりして独得の宇宙観を持っていたが、それが句に顕在化した。これが夢声俳句最後の特徴だと筆者は思う。「人類の亡びし後の虫の声」「この一打宇宙に消えず塩まねき」そして思えば句作最初期の「生者必滅院長患者蝉しぐれ」も実景を拒否する俳句だった。また、たとえば原爆投下直後の句「吾もまた原子に帰すや秋の風」を読めばわかるように、儚さもまた句風の一端である。何か無手勝流のようなところを感じる。そこが面白い。

 特権的キャラクター、ユーモア、芸術性、宇宙観。筆者は夢声俳句の柱をこの四つに定めてみた。凡作の山と呼ばれることも多い彼の俳句群だが、改めて俯瞰すると決してそうとは言い切れないと、この稿で示せただろうか。

 徳川夢声は紛れもない俳人である。その柱は現代の俳句実作者たちが生かすことのできる部分も多く含んでいる。俳人徳川夢声にますますの光が当たることを筆者は乞うのである。

〈謝辞〉
 夢声俳句の唯一の先行研究である『徳川夢聲百句』(自費出版/松岡ひでたか)からは多くの示唆を受けました。好意でこの御著書を譲って下さった松岡ひでたか様に感謝申し上げます。また松岡様をご紹介くださった夢声研究家の濵田研吾様にもお礼申し上げます。ありがとうございました。これからも夢声俳句の研究は続けていきます。

〈主な参考文献〉引用箇所についてはその都度示した。
・徳川夢聲百句(自費出版/松岡ひでたか/平成二十四年)
・夢声自伝(講談社文庫/徳川夢声/昭和五十三年)
 ほか徳川夢声の著書は多く参考にした。
 また以下の文献は貴重な夢声研究としてこの稿の土台となっている。
・徳川夢声とその時代(講談社/三國一朗/昭和六十一年)
・徳川夢声と出会った(晶文社/濵田研吾/平成十五年)
・夢声――戦後雑誌とメディアの寵児(京都造形美術大学卒業制作・論文集/濵田研吾/平成十年)

 こんにちは、一年生の平田です。
 全日程の報告と俳句分科会については先日、木村さんにしていただきました。今回は短歌分科会の報告を私の方からさせていただきます。

 一日目の分科会ではグループごとに文学散歩をしました。 私が所属していたグループは、道立文学館と道立近代美術館、それから道立文書館へ行きました。文学館では木村さんもおっしゃったように、ジブリの「挿絵が僕らにくれたもの」展が行われていました。また北海道と関連する文学の紹介も常設展で行われていました。
 近代美術館では人間像を中心とした作品や、浮世絵、青の色彩の作品などを鑑賞しました(三日目で文学散歩から作った短歌を発表した時に、深井克美さんの作品から短歌を作った方もいました)。
 文書館(もんじょかん、と読みますよ!実は私、知りませんでした……)では、展示室で北海道の歴史に関するものが展示されていました。また北方領土館というものもあって、北方領土の歴史や、道としての取り組みが紹介されていました。北方領土付近の模型もあって、地名の名前が書いてあるスイッチを押すと、その場所が光って解りやすかったです。

 二日目は分科会の全員で集まり、自己紹介をした後、文芸研究大会作品コンクール兼文芸コンクール北海道予選(噛まずに言えますかね?)の応募作品集にある短歌と各々が事前に作ってきた短歌の講評を講師である山田航先生にしていただきました。私はこの機会まで短歌をきちんと詠んだことがなく、作品集にももちろん自分の作品は載っていませんでした。しかし他の方の短歌を見ているだけでも、様々な技法やどんな思い出この歌をよんだのか、ということが知れてとても勉強になりました。
 午後には山田先生から頂いた資料をもとに、短歌とはどのようなものであるか、短歌とはどのように作るのか、とレクチャーを受けました。「短歌をつくるときに、建前はいらない。第一ステップとして自分の本音を出す。さらに第二ステップとして、自分の本音の奥を出す」、「良い短歌は、何かについての愛を強く発している」などの言葉をいただきました。自分としっかり向き合い、色んなところに目を向けなくてはと思わされました。

 三日目は前日に山田先生から受けたレクチャーを元に、文学散歩から作った短歌の講評をいただきました。皆さん、移動中や美術館といった様々なところに目をつけて短歌を作っていました。また前日に残ってしまった、各々があらかじめ作ってきた短歌の講評もいただきました。講評では二日目も三日目も、生徒からの意見や質問がたくさんあり、良い雰囲気で短歌分科会が行われました。まだ短歌に関して、全くの素人の私にも解りやすく、非常に勉強になったり良い刺激にもなった分科会でした。

 少々長くなりましたが、これで短歌分科会の報告を終わらせていただきます。最後までお付き合いありがとうございました。

 ここからは私の「ひとりごと」になりますが見たい方はぜひ!見ていってください!

 みなさんも短歌に興味を持ったら、短歌を作ってみませんか?私にはそんなの向いてないわ……、国語ができない俺は短歌なんてできないんだよー!という方、ご安心ください。山田先生はこうおっしゃりました。

「短歌を作るのに向いている人は、何かができなかったり欠けたりしている人だ」

 何でも完璧にできる人は世の中にはいません。いましたら後でコメントにでも書いて教えてください。世紀の大発見になります。きっと。
世の中の人が全員、何かしらの欠落を持っている。つまりは、この世の中の人はみんな短歌を作るのに向いている。これは私の勝手な解釈ですが皆さんもだんだんそんな気がしてきませんでしたか?そんな気になりましたら、さあ、鉛筆(シャーペン・ボールペン・万年筆などでも可)を持って、あなたの想いを三十一文字にしましょう!

 それでは、本当に最後までありがとうございました。

 こんにちは、一年生の木村です。10月3日から5日にかけて、平成25年北海道高等学校文化連盟第11回全道高等学校文芸研究大会が行われました。
 二年池原、一年荒井、渡部、木村は俳句分科会に、一年平田は短歌分科会に、一年大谷内は小説部門に参加してきました。
 今回は俳句分科会の報告になりますが、初めに全日程の報告を大まかに説明させていただきます。のちに、各分科会の報告を平田、大谷内がしてくれると思います。


 一日目は詩人文月悠光さんの講演会を聞き、そのあと札幌の街で文学散歩をしました。文月さんの講演会の質問コーナーでは、旭川東から二人も質問させていただきました。文月さんも私たちと同じく学生時代から創作活動をしていたそうで、たいへん興味深いお話を聞かせていただくことができました。文学散歩では道立文学館や道立近代美術館に行きました。
 二日目は高校、分科会関係なく、6人ほどでグループになって交流会を行いました。日々の活動内容や創作の向上のためにしていることなど、文芸部員同士の情報交換が行われました。合評会をさかんに行っているところ、写真部や書道部などの部とコラボして作品を作っているところなど、私たちの部にはない活動をしている高校が数多くありました。そして交流会のあと、各部門に分かれての分科会がありました。
 三日目は分科会ののち、総文祭と分科会の報告、表彰式がありました。総文祭報告では三年堀下の長崎での俳句分科会報告を池原が代読し、この3日間の俳句分科会報告を木村がしました。
 研究大会とは無関係のことですが、一日目の夜に文芸部らしく、部員6人でリレー小説を行いました。後日ホームページに載せる予定なので、ぜひ楽しみにしていてください。


 さて、長くなってしまいました。俳句分科会の報告をさせていただきます。二年池原と一年木村は俳句分科会Aグループでしたので、Aグループの報告が中心になります。
 一日目の文学散歩では、道立文学館と道立近代美術館に行きました。道立文学館ではジブリの「挿絵が僕らにくれたもの」展が行われていました。アンドルー・ラングの童話集の挿絵展で、童話集は「あおいろの童話集」や「あかいろの童話集」など全部で12冊あるそうです。旭川東高文芸部が来年発行する部誌「月」での企画に共通点があるなぁ、とちょっと嬉しく思いました。(宣伝になってしまいました汗)
 その後中島公園でグループのメンバーと文芸部活動の情報交換などをしました。その交流の中で、「短歌は大きな世界を凝縮して表現するもので、俳句は短い言葉で大きな世界を表現するものである」というお話を聞きました。なるほど、と思いました。私は短歌経験があまりないのですが、このお話には深く共感しました。部活動だけでなく俳句とはなにか、というお話もでき、たいへん充実した時間となりました。
 その後は道立近代美術館に行き、深井克美さんや浮世絵、現代アートの“青”などといった展覧会を見ました。

 二日目は各グル―プが集まり、昨日の文学散歩で作った俳句を句会形式で、生徒で感想を述べ合ったり、講師の俳人永野照子先生に選評をいただいたりしました。池原、木村は兼題「雲」、荒井は「樹」(あるいは木)、渡部は「秋」で一句、自由詠でそれぞれ二句作りました。
 道立美術館に行ったグループが多かったようなのですが、そこで行われていた深井克美さんの展覧会。それらの絵は人間の崩れた顔やはみでた内臓など、見ていて衝撃を受けるばかりの作品で、それを句に詠んだ生徒も多かったのです。しかし、「これは肉塊が愛を語りかけているようだ」と詠んだ句もあれば、「これは腑分けを描いたようだ」と詠んだ句もあるのです。同じものを見てきたはずなのに、一人一人が感じた印象や表現する言葉はまったく異なるのです。まだ俳句に表現できていない世界がこの世にはたくさんある。あらためて俳句のこのような力に気がつくことができました。なお、この日の分科会の司会進行は池原、木村が務めさせていただきました。

 三日目はもともと作っておいた作品集の俳句の選評を永野先生にしていただきました。研究大会に参加する前、部内の俳句鑑賞会で永野先生の俳句を部員で鑑賞していたのです。その後の研究大会だったので、永野先生のお話が聞けるのをとても楽しみにしていました。季語の選び方、そして助詞の使い方などのご指導をしていただきました。俳句は助詞を変化させるだけで景の大きさが違ってきたり、感情があらわれたりするのです。たいへん勉強になった分科会でした。
 また、永野先生自身が文学散歩で見つけてきた秋の木の実や植物などを見せていただき、名前なども教えていただきました。少し道を歩けばこんなにも秋の訪れを感じることができるのです。自然の多い北海道。北海道に住んでいるからこそ詠むことができる俳句を作ってみたいと思いました。


 以上、三日間の俳句分科会の報告でした。北海道の文芸部部員、そして高校生俳人との交流はたいへん貴重なものとなりました。地理的な条件から、他校の生徒さんと交流できる機会は少ないですからね……。そして、荒井は茨城県の総文祭、池原と木村は秋田県の東北大会で俳句を勉強する機会をいただくことができました。今度は全国の高校生俳人と交流する場です。旭川東文芸部、そして北海道代表として頑張ってきます。
荒井の句「月朧ガラスの割れる音のする」は永野先生に静と動がしっかり表現できている、との高評価をいただきました。池原の句「黒板の日付は未来暮れの秋」は日付だけでなく黒板の向こうにも未来が広がっているようだ、とのお言葉をいただきました。木村の句「白シャツの幼なじみは大人びて」は夏制服に衣替えをした友人を詠んだ句で、評価していただいた方、そしてその友人に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 私から見た俳句分科会、といった報告で個人的な感想も多くなってしまいましたが、この分科会で得たものは四人全員のこれからの俳句活動の糧になるでしょう。
 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

10月3日~5日に開催されました平成25年北海道高等学校文化連盟第11回全道高等学校文芸研究大会作品コンクールの結果を報告させていただきます。


評論・随筆
最優秀『俳人徳川夢声とその四句』 堀下翔(三年)


入選『カステラ』 内田紗瑛子(三年)

短歌
優秀『雨はすき誰にも言わないこと全部ずうっと言っている雨はすき』 内田紗瑛子(三年)

俳句
最優秀『傷ついたぶんだけ洗ふトマトかな』 堀下翔(三年)
優秀『月朧ガラスの割れる音のする』 荒井愛永(一年)
入選『ビートルズ聞こえる部屋の網戸かな』 佐藤滉太(三年)
  『黒板の日付は未来暮れの秋』 池原早衣子(二年)
  『白シャツの幼なじみは大人びて』 木村杏香(一年)

部誌
金賞『炎」第八十一号

また、俳句部門で入賞した一年荒井は全国高等学校総合文化祭(茨城)への、二年池原、一年木村は全道高等学校文化連盟北海道・東北文芸大会(秋田)への出場権が与えられました(来年度分)。

こんばんは、管理人の想真唯愛です。朝夕が暗くなり、だんだん寒くなってきましたね。

それでは本題へ。
私たちは明日10月3日から5日までの3日間、高文連全道大会(北海道高等学校文化連盟第11回全道高校学校文芸研究大会作品コンクール)へ参加するため、札幌へ行ってきます!
全道の様々な学校の方々とたくさん交流し、実りあるものにしてきます。いろんな人と句会とかしてみたいです。わくわくしますね。
詳しくは、帰ってきてから、小説、俳句、短歌などのそれぞれの分科会ごとに報告したいと思います。

それでは!

暇潰しの投稿

2013年09月26日
引退者小鳥様の呟き
Twitterでは呟くわけにはいかないので、ここでさせてもらいます。

ブログ来訪者6000人越え!ブログ順位220位ぐらい!ブログランクゴールドランク!今一凄さわかんないんですけど、凄いのです!

今回は投稿を溜めたのでいつもみたいにぐだりませんよー

まずは部室のホワイトボードが見に行く度に変わってます。しかも真っ黒なんです。内容を見るとですね…俳句のこととか、部のこととかびっしり!
引き継ぎの時に、文芸部をさらに良いものに変えます!と言ってたけど(たしか)、これは期待大ですね!俺らなんてすぐ超えられますね。

後はOB会へのお誘いがきました!我が文芸部にもOB会が誕生するんですよ!これは、お手伝いたくさんいけそうです!発起人は文芸部のOBの方で、自分等にその考えはなかったので、嬉しい限りです。

もうひとつ10月のメインイベントと言えば、そう急歩大会!(違います)
文芸部の皆さんは運動大好き!本より運動!なんて人はそうそういなくてですね、走るぐらいなら吟行してたいわけですよ。そんな文芸部にとって、例年当日に雨が降るかは死活問題なのです。なぜなら本当のメインイベント高文連北海道文芸研究大会が、急歩大会翌日だからですね。雨が降って急歩大会が延期になれば、高文連と被り、出ることがてきないのです。ですが今年はそうなれば非常に残念に思うのかもしれませんね。だって急歩大会俳句を作れなくなってしまいますもんね…。まあしかし今年は日程知らないで話してるので、もしかしたら例年とは日程が違うかもしれません。
高文連では旭川東!( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆って所を他の高校に知らしめて欲しいですね!

それでは、これぐらいで!

夏フェス事後報告

2013年09月01日
こんばんは、本日二回目の新管理人、想真唯愛です。
今回は先週8月25日に買物公園で行われた夏フェスについての事後報告を少し。

夏フェスは旭川UC主催のイベントで、買物公園で行われました。

私たち1年生が編集作業を覚えるために、とのことで、私はありあちゃんとともに部誌「泉」の第一号の編集長を任されました。第1号、創刊号です! そんな大それたものの編集長だなんて……びっくりしました。
ちょうど夏フェスの日が俳句甲子園とかぶっており、編集や製本に参加できる人数も少ない中何とか前日に製本作業を終わらせることができました(本当はもっと余裕があるはずだったのですが……)。

当日は、雨がぱらつく中、3時には部誌が全てなくなりました!
中には、第5期卒業生の方(ちなみに今年3月に卒業した3年生が63期だそうです)や、十年ほど前の文芸部部長の弟さんなど、我が旭川東高校にゆかりのある方々も部誌を受け取って下さり、来年に繋がるような様々なアドバイスなどもいただきました(旭東文芸部とわかるような工夫をする、コスプレをしたりして目立つようにするなど)。

このような貴重な機会をくださった旭川UCの皆さんにこの場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
また、こういうイベントがあるよと教えてくださった先輩、受験勉強で忙しいにもかかわらず、前日の製本作業まで手伝ってくださった先輩、表紙を書いてくださった先輩、私が用事で部室に行けない日も一人で印刷作業をしてくれた友達など、こんな頼りない編集長を支えてくださった文芸部の皆さん。そしてもうひとりの編集長、ありあちゃんにも感謝です。皆さん本当にありがとうございました!

それではみなさん、長くなってしまいましたが、これからも旭川東高校文芸部をよろしくお願いします。

こんにちは、一年生の木村です。八月二十五、二十六日に愛媛県松山市で俳句甲子園全国大会が行われました。わが文芸部からは三年生一名、二年生一名、一年生三名の計五人チームで出場してきました。引退した三年生の堀下にかわって、木村が松山での報告をさせていただきます。よろしければご覧ください。

 二十五日は大街道商店街で予選リーグと決勝トーナメント、二十六日は場所を変え松山市総合コミュニティセンターで敗者復活戦、準決勝と決勝戦が行われました。
 
 抽選の結果、私たちは予選リーグでG会場となりました。対戦チームは愛媛県立伯方高校と石川県立金沢泉丘高校。10時10分から第一試合「夏の海」(旭川東vs伯方高校)、10時50分から第二試合「ゼリー」(伯方高校vs金沢泉丘)、11時30分から第三試合「蓮」(泉丘vs旭川東)というはこびとなりました。審査員の先生方は阪西敦子先生、大年くりや先生、幸尾螢水先生、望月とし江先生、熊本良悟先生です。

 さて、第一試合は地元愛媛の伯方高校。全員一年生のメンバーで、前日のウェルカムパーティーのときにも少しお話させていただきました。兼題は「夏の海」。先鋒戦の句は私たちにとって思い入れのある句で、ここで一勝して勢いをつけたい。そんなふうに思っていました。なので、すべての旗が私たちのチームにあがった瞬間を見たのはとても嬉しかったです。中堅戦は勝利し、大将戦は惜しくも敗れてしまい、2対1で旭川東高校の勝利となりました。
 第二試合は伯方高校と金沢泉丘との戦い。兼題は「ゼリー」でした。今日は一年を通して生活の中にあるゼリー。ゼリーを夏の季語として表現するのには苦戦しましたね。しかし、苦戦したぶん自分たちの好きな句を作ることができました。両校がディベートをしているのを見ていて勉強になると思いつつ、ゼリーでディベートしたかったなぁ、というのがメンバーの本音でした。たくさんの人に自分たちの俳句を見てもらいたかったです。話はそれてしまいましたが、第二試合は金沢泉丘高校の勝利となりました。
 第三試合は金沢泉丘高校。行きの飛行機の中でもお会いし、抽選会のときにはこの対戦は運命だったのかもしれない、そんなお話もしました。兼題は「蓮」です。互いに一勝ずつしており、譲れない戦いとなりました。結果は1対2で金沢泉丘の勝利。私たちにとって悔しい結果となりました。自分たちの句の景のあいまいさ、ディベートの弱点などに気づかされ、負けた分とても勉強になりました。
 予選リーグ終了後、審査員の先生方に挨拶に行ったところ、「まだ敗者復活戦があるから」、「素敵な句でしたよ」などのお言葉をいただき、これからの敗者復活戦に向けて気持ちがとても軽くなりました。まだ泣くのには早い。私たちの俳句甲子園はまだ終わっていない、そんな風に思いました。
試合中に大雨が降りましたが、そのおかげで暑さもやわらぎ、体調不良を起こすメンバーもいなくて安心しました。運営の方や俳句甲子園OBOGの方にもたいへん良くしていただき、万全の心持ちで試合にのぞむことができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。メンバーの一人が、商店街を歩いていた方に見ていてとても面白かった、とのお言葉をいただいたそうです。俳句についてなにも知らない通りすがりの方だそうで、一般の人にも俳句の楽しさを少しでも知っていただけたのかなぁと、とても嬉しいです。
 
 日付はかわり、敗者復活戦、準決勝と決勝の日です。昨年のコミュニティセンターでの決勝戦の映像を、松山に行く前にメンバーで見ました。自分たちがその場に立っていることに気づき、ここでもう一度ディベートをしたいとやる気が一段とわいてきました。
 敗者復活戦では三年生と二年生の二人が参戦しました。一年生は客席で他の高校の句と審査員の先生の質疑応答をすべて聞くことができました。前日に発表された兼題は「蓑虫」。旭川東高校の質疑応答の審査員の先生は高野ムツオ先生でした。他の高校の俳句の完成度の高さに驚き、この中から一校だけしか準決勝に進めないというのは、とてももったいない気がしました。私たちの句もどこにも負けない自信がありました。しかし見事勝利したのは沖縄県立浦添高校の句。この俳句甲子園の中で出会ったたくさんの句の中でも、とくに記憶に残る素敵な句でした。浦添高校のリーダーの方のお話に引き込まれ、胸にすっとせまるものがありました。ウェルカムパーティーのときにも席が近く、高校同士で交流させていただきました。自分たちは負けてしまったけれども、準決勝で頑張ってきてほしいと思いました。
 
 ここから先は私たちが見た試合の感想や見解、自分たちに足りなかったものなどの反省などを記させていただきます。
 準決勝第一試合は愛媛県立松山東高校Bと東京都開成高校Aの戦いでした。兼題は「指」。メンバーは違えど、昨年の決勝戦の高校同士の戦いです。3対0で開成高校の勝利。開成高校の決勝戦進出が決まりました。
 準決勝第二試合は京都府洛南高校Bと沖縄県立浦添高校の戦いでした。兼題は同じく「指」。熱いディベートを披露する洛南高校と敗者復活で勝ち上がってきた浦添高校。とても白熱した戦いでした。3対2で洛南高校が勝利をおさめました。
 ついに決勝戦です。対戦は東京都開成高校Aと京都府洛南高校B。兼題は「紙」です。決勝ともなると俳句の完成度、質疑応答の鋭さ、俳句にこめられた思いも予選リーグのときにはないものがあります。結果は3対1で開成高校の勝利。今年の俳句甲子園の頂点は開成高校に決まりました。

 決勝戦だけでなく、ディベートを得意とする高校の試合も拝見させていただきました。そして敗者復活戦での審査員の先生方の質疑応答には、私たちのディベートにはないものがたくさんあり、たいへん勉強になりました。「ディベートは添削合戦ではない」と審査員の先生方がおっしゃっていました。悪いところを指摘するのではなく、相手の句を好きになり、それをよりよい俳句にしようというのがディベートの目的です。さまざまな高校の試合を見て、旭川東にも取り入れたいと感じる素敵なディベートを見ることができました。

 ディベートを通して出会った句、個人賞の発表で知った句。作句の面でもとても勉強になった二日間でした。今年の旭川東の句は叙情的な句が多いとのことです。最優秀句などの句を見て、私たちは「もっと大きなものを詠みたい」と思いました。景が目の前に広く大きく浮かび、感情や物語が自然と心の中に生まれてくる。そんな俳句をこれから作っていきたい。もっと素敵な句に出会いたい、作りたい。私たちの大事にしてきた「俳句愛」がよりいっそう深まる二日間となりました。
 そして熱い戦いを終えたあとのフェアウェルパーティー。全国の高校生俳人との和気あいあいとした交流の場となりました。なんと俳句甲子園のうちわを作っていただき、そこにメッセージや俳句を書きあったり、審査員の先生にサインを頂いたりしました。メンバーにとって一生の宝物になりました。
 審査員の先生が「正岡子規には彼と親交のあった夏目漱石、彼を兄事していた高浜虚子がいた」。そんなお話をしていました。俳句は交流がなければ上手にならない、発展しないものなのです。全国の高校生と俳句について語り、親しくなって、そのことを実際に感じたフェアウェルパーティーでした。

 移動も含め、松山での四日間はたいへん充実した日々となりました。今年でリーダーは引退となりますが、俳句経験ゼロの一年生に俳句の楽しさを教えてくれました。実際に俳句の聖地松山で多くの素晴らしい俳句と出会い、「俳句愛」がとどまることを知らずふくれ上がっております!!それが冷めないうちにこれからの俳句活動、来年の俳句甲子園に向けて日々努力していきたいと思っております。
 俳句甲子園にかかわるすべての人に感謝の気持ちでいっぱいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

八月二十六日に開催された平成二十五年度北海道高等学校文化連盟上川支部コンクールの結果を報告させて頂きます。


小説
優秀『子どもの家』 木村杏香(一年)
佳作『砂の城』 内田紗瑛子(三年)
  『好きという感情』 佐藤滉太(三年)
  『キリンキリン夢夢夢』 森レイ(三年)

評論・随筆
優秀『俳人徳川夢声とその四句』 堀下翔(三年)
佳作『競技としての百人一首』 木村杏香(一年)


佳作『カステラ』 内田紗瑛子(三年)
  『満窓の夕焼け』 堀下翔(三年)

短歌
最優秀『雨はすき誰にも言わないこと全部ずうっと言っている雨はすき』 内田紗瑛子(三年)
優秀『帰り道わざとゆっくり歩いてる誰かに後を追われてみたい』 内田紗瑛子(三年)
佳作『秒針の音の感じで一日がもう決まってるような気がする』 内田紗瑛子(三年)

俳句
優秀『揺らしてはゼリーの音のせざりける』 堀下翔(三年)
佳作『あのひとの背中にとまれ夏の蝶』 内田紗瑛子(三年)
  『うららかや子に竹とんぼ買うてやる』 佐藤滉太(三年)
  『はつなつやアドレス帳に君のをり』 三宅礼華(三年)
  『夕焼けやこぽこぽこぽと排卵す』 池原早衣子(二年)
  『立ちこぎをしたくなりけり夏の風』 荒井愛永(一年)
  『夏ぼうし娘に小さき背中あり』 木村杏香(一年)

部誌
推薦『炎』第八十一号

おはようございます、管理人の空集合です。

昨日、今日と松山では俳句甲子園で盛り上がっておりますが、地元・旭川でも盛り上がっていきますよ!

というわけで、遅くなってしまいましたが夏フェスの告知をさせて頂きます。

旭川東高校文芸部は今年、夏フェスに参加します。
(イベントの詳しい内容は旭川UCのブログをご覧下さい)

ここで我々文芸部は、以前告知した部誌、『泉』を配布させて頂きます。

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今回は『配布』という形なので、学校祭の『炎』のように料金はいただきません!(なんて良心的!!)

少しでもこの部誌を通して文芸部の活動を知っていただければ幸いです。


十時から旭川マルカツ前(旭川駅から、駅前通りをしばらく行って頂ければわかるかと思います)にて配布予定です。
数に限りがありますので、お早めに来て頂いた方が良いかと思います。

お時間が合いましたら、是非お越し下さい!

俳句甲子園!!

2013年08月22日
 こんばんは三年生・開来山人です。とうとう俳句甲子園本戦が間近に迫って参りました。明日愛媛入りし、明後日、明明後日と試合です。

 練習では顧問をして「今年のメンバーは情熱が違う」と言わしめました。俳句愛にあふれたメンバーです。勝ってきます。勝ちます。

 応援よろしくお願いします。

総文祭報告

2013年08月10日
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 三年生、開来山人です。やや遅くなってしまいましたが総文祭の報告を書きたいと思います。面倒くさがりなので、大雑把な報告になると思います。

「第37回全国高等学校総合文化祭長崎大会文芸部門」(俳句)
とき:8月2日~4日(前泊後泊したので5日間滞在)
ところ:長崎県立大学シーボルト校

 一日目、文学散歩。原爆資料館、平和公園、歴史文化博物館、県立図書館、諏訪神社。街を一日中廻って感じたのは、長崎の歴史は何だって含んでいるな、ということでした。鎖国外交、蘭学、キリスト教迫害、明治維新、原爆……一日で廻れる街の中に、これだけの歴史が詰まっているのは、北海道・旭川の自分には驚きでした。坂が多いとか、暑いとか、それだけではない風土の差異があるのだな、と感じました。

 二日目。分科会です。ご当地俳句、俳句ビンゴといった交流の後、吟行句、総文祭出品句を講師の野中亮介先生(馬醉木)に批評していただきました。当日句のみならず、出品された全句(37人×3句)の丁寧な講評をいただけるとは思っておらず、感激でした。終りにはミニ俳句講座もしていただきました。

以下、いくつか先生のコメントをメモ。
○俳句というのは常に弱者の方に立つ。
○季語はコード。知識として働く。(夕顔と言えば、源氏物語を思い出す)
○「帰り道」が多い。流行ってるのかな。工夫を。
(下五「帰り道」の句が多くあったことから)
○固有名詞はきかせなきゃ。注意して、仕掛けになるように。

 またこの日の夜、一部の生徒によるホテル句会に参加。沖縄のRさん、O君、仙台のNさん、福井のK君。
 俳句レベルの高い他校勢と直接かかわって、僕は打ちのめされました。こりゃかなわん。俳句甲子園では、こういうところと戦わなきゃならぬのか。……という感じで。旭東の俳句の足りない部分が見えたような気がします。例えばとっさの鑑賞。句会での愛溢れる、作者以上の鑑賞に触れると、旭東のコメント力の無さを確信します。俳句甲子園までにわが部の俳句力アップを図らねば、勝てない、と思い、帰ったら色々練習を工夫しようと決めました。

 総文祭としては以上のようなところです。すぐ上に書いた通り、総括すると「打ちひしがれた」です。へなちょこ文化部が「打ちひしがれた」体験をするなんて稀。引退までのこりわずかですが、部の俳句活動の質の向上を図って、いくつかアクションを起こしたいです。引退の日のブログにその成果を書けたら嬉しい……。

 最後に、長崎でつくった俳句を。

坂登り終へ夕焼に造船所 
     
八月のひとり歩きの速さかな     

逝く夏や手摺に薬指触るる      

風琴の音あり葛の茂りけり       

かの街の泉に像のあると言ふ     

てんと虫にはかに空へ戻りけり    

風死せる階段登りきつてシェー     

写真師と長い散歩や雲の峰     

話し終へ噴水急に高くなる           

天井の鎖やや揺れ劫暑かな  

どの書にも乱れありけり晩夏光               

繙けば晩夏となりぬドゥフ・ハルマ        

源内も子平もゐるよ夏休

エレキテル廻す晩夏の中にをる          

青蔦や出島を示す渾天儀           

先端に十字の塔や朱夏の旅                

お知らせ!

2013年08月03日
こんにちは、想真唯愛です。
少し前の授業で「心のオアシス」について話したのですが、私が「…小説とか俳句とか?」とつぶやくと、周りの友達に冷たい目で見られてしまいました(笑)やっと夏期講習も終わり、本格的な夏休みです(*゚▽゚*)
さて、話が脇道に逸れる前に(もう逸れていますが)本題に移ります。
私たち文芸部は、来る八月二十五日に旭川買物公園で行われる夏フェスにて、部誌を配布します!
それにあたり、新たな部誌「泉」を創刊しました! みんな俳句甲子園や勉強で忙しい中創作をしています(^-^)
日程が合えばぜひ足を運んでくださいね!

 こんにちは三年生の開来山人です。暑いです。北海道のくせに暑いです。夏は好きですが暑いのはイヤです。

 北海道の暑さにもやられそうなのですが、実は、八月の頭に長崎に行くことになっています。タイトルに書いた通り、総文祭です。正式に言えば第37回全国高等学校総合文化祭長崎大会です。わたくし開来山人は、文芸の俳句部門の北海道代表生徒に選ばれまして、長崎で俳句の勉強をする機会を頂いているのです。

 楽しみです。長崎に行けるだけで楽しみ。その上、知らない土地で俳句の勉強ができるなんて。幸運です。この好機を生かし、全国の高校生俳人から刺激を受け、また初めての土地で新鮮な句作をします。長崎でしか詠めない句を山のように詠んでみたいです。

 では~。九州の暑さに負けないように……。帰還したら報告書きます。あと俳句も。ばたばたしてるので、早めの更新でしたー。

学校祭宣伝

2013年07月05日
どうも、みなさんこんにちは。管理人の空集合です。


今回はタイトルにもある通り、学校祭の宣伝を行いたいと思います。
もっと早く宣伝すべきだったのですが……やはり準備やら何やらで忙しく、ギリギリになってしまいました、すみませんm(_ _)m



さて、明日・明後日と、我が旭川東高校で学校祭が行われます。
(本当は今日も学校祭の一プログラムとして仮装をして街を練り歩いたのですが……)

我々文芸部はこの学校祭期間中に部誌『炎』を販売いたします。
今年の『炎』はこんな感じに仕上がりました!
画像
(写真写りがあまり良くなくてすみません……実物は綺麗なダイアモンドリリー色です)

およそ120ページの部誌となっています。
価格は100円。
脱水症状や熱中症は良くないですが、ペットボトルを一本我慢すれば買えますね(笑)
損はさせませんので、旭川東高祭にいらっしゃった際には是非どうぞ!
四階木の城にて販売します。



そしてお知らせの二つ目。

例年、我が文芸部は学校祭で「中庭俳句甲子園」と題しまして、中庭で俳句甲子園をさせていただいております。

今年は7月7日、午前10時から行う予定です。

兼題は『恋』。
俳句甲子園全国出場チーム対旭川東高選抜チームの対決となります。
わたくし空集合も選抜チームの一員として参加予定です。

俳句にはあまり詳しくない方でも楽しめる内容となっておりますので、お近くに住んでいる方は是非足を運んでみてくださいね^^

お待たせいたしました!Aの方は昨日あげられてて、びっくりするぐらい濃い内容でしたね。それほど書けないかもしれませんが読んでいってください。

改めましてこんにちは。Bチームリーダーの小鳥です。
先日行われた俳句甲子園北海道大会に出場してきました。大会当日の深夜にブログ書きましたが、やはりあの時とは違う思いが自分の中にあります。

Bチームの特徴を説明しますと、3年生1人と1年生4人という面白い組み合わせで全員俳句をやるのはこれで初でした。自分は旭川合同文化祭で行われた旭東俳句甲子園で、俳句に興味を持ったのでこの大会のメンバー表を考えているときに自分がやりたい!と押し切って参加しました。1年生はとても素直な子達で「今は俳句やるのが楽しくて仕方ないです」なんて俳句の楽しさに目覚めたという発言を聞いた時には絶対全国に連れていってやりたい。なんてひそかに思ってました。

大会前は忙しかったり、病気であったりであまり練習できない日が続きました。自分も勉強との両立に苦しみましたが、それでも毎日寝る前に1人でディベート練習を積んできました。何せAチームには全国大会経験者が2人もいるわけですからその差を埋めようと必死でした。チームの子が入院と退院を繰り返していて大会前日まで全員揃って参加できるかもわからない状況でしたが、幸いにも参加できるということで、当日初めて5人全員揃いました。しかしそれでも自分達は諦めることなく時間のない中でも行きの電車のなかで句合わせをしたり何とか闘える状態まで持っていきました。

本番はなんと初戦からAチームと当たりました。しかし自分の心は緊張なんて全くしていませんでした。むしろ強敵と闘えることが楽しくて仕方ない感じでした。それが功を奏したのか先鋒戦を見事勝利できました。そこで相手チームにも火がついたのかそこからは言葉と言葉と言葉のぶつかり合い。自分のチームの1年生達も的確な質問をできており、自分が言葉がうかばなかった時には本当に頼りになり、そして将来性を感じることができました。しかし勝負を決したのは鑑賞力でした。相手は俳句を理解した上での質問ができていので、さすがは俳句愛が売りのチームでした。

琴似工業との対戦はすでに全国に行く可能性は無くなってはいましたが、楽しむことを目標に全力で戦いました。俳句は独特のセンスで、またとても親しみやすい句だったと私は思いました。初めて見るタイプの俳句ばかりで、質問には苦しみました。相手の質問は答えやすいのですが、想定外の質問が多く納得させられる答えはなかなか出せませんでした。結果は惜敗。悔しさの残る結果となりました。

しかし私は引退となりますが、1年生の皆にはまだ2回も挑戦する機会が残っています。ここで悔しさを味わったことは決して無駄ではないと思います。むしろ強くなるための糧になるんじゃないでしょうか。1年後、2年後に背中が大きく見えることを期待しています。きっと俳句甲子園を盛り上げてくれることでしょう。本当は自分の見解とか色々言いたかったのですが長くなり過ぎたのでその話はまた後ほどしたいと思います。
まだ投句審査が残ってますので、選ばれることを祈るばかりです。

 こんにちは、三年生の開来山人です。本日、俳句甲子園の北海道地方予選大会が催されました。エントリーしたのはわが旭川東高校(A・B)と札幌琴似工業高校の3チームです。僕はAチームのリーダーでした。という訳でここでは「参戦記SIDE-A」と銘打って、Aチームの立場からのルポを書きたいと思います。長くなりますが、よろしければご笑覧ください。

 会場は札幌・かでる2.7、審査委員は五十嵐秀彦先生、久保田哲子先生、内平あとり先生。午前10時半から午後2時までのスケジュールで、抽選の結果、1回戦「初夏」で早くも身内のBチームと対戦することになりました。お互いに緊張しきったまま着席し、気持ちを落ち着ける間もないままに試合が始まります。どこの高校でもそうでしょうが、いやー、身内とは戦いたくない。実力だって伯仲するし、見知った顔に「ここは○○なので問題ありません!」なんて説明されると、「おお、そうだな」と納得させられかねません。しかし、これは勝負。緊張で頭が回らないながらも冷静な指摘を心がけました。返答の途中で訳が分からなくなってフリーズしたり、指摘をうまく言語化できずに詰まったり(これは僕)と、危なっかしい部分は何度もありましたが、全体としては、Aチームらしい、「鑑賞力と知識と俳句愛」のディベートが出来たように思います。第1試合で、3句中最もメンバーに支持されていた句が敗れたのは予想外でしたが、残りの2試合は勝利を収めました。

 わが部ではAとBに分けるにあたって、Aを一軍、Bを二軍というふうにはしません。学年や実力を釣り合わせます。どちらが勝っても、次の世代に経験を伝えられるように、という顧問の考えです。ですから、いきなり身内対決になって、本当にヒヤヒヤしました。そして次は、さっきとは逆ベクトルのプレッシャー、実力未知の他校との対戦です。昨年度初出場だった琴似工業さんが、1年でどれくらいの技術を身に着けて来たのか……ドキドキ。2回戦は「目高」です。

 2回戦にもなると、エンジンが掛って、メンバーたちの楽しそうなこと楽しそうなこと。「よくぞ聞いてくれました!」「よくぞそういうふうに鑑賞してくれました!」の勢いで、自分たちの句をアピールし、また相手の句にもビシビシ発言しました。琴似工業さんの、時にユーモラスで時に想像もつかなかった指摘に「そう来たか!!」「なるほど!」と感じる余裕も生まれました。結果は3連勝。ここで早くもAチームの優勝が決定しました(後で知りましたが、Bのリーダーであり文芸部公式twitterの管理人の小鳥君が、速報で全国にお知らせしていたんですね)。

 琴似工業さんは、旭川東とは全く違うディベートでした。たとえばAチームのディベートが技術的な部分に重きを置くのに対し、あちらは感性的な部分を大切にしてらっしゃるようでした。それがいちばん如実に窺われたのは、試合中ではなく、試合後のコメントだったように思います。琴似工業の代表者さんは、コメントを求められ、旭川東Aの最後の句を指して「僕、この句、すごく好きです」と仰いました。うれしい! 俳句甲子園をやっていると、どうしても「相手の句を褒める」機会が与えられません。そんな中、試合後コメントという形で、こういうふうなことをしてくださって、吃驚しました。琴似工業さんの姿勢に、リーダーは感銘を受けたし、何より好きだと言ってもらった詠者・一年生のWさんは、とても嬉しかったようです。

 昼食をはさんで、最終試合、旭川東Bと琴似工業の対戦です。兼題は「網戸」。この兼題、むつかしかったです。Aチームも苦労しました……。オリジナリティで勝負することになるこの兼題……Bならば印象的な言葉を登場させたり、琴似工業さんならば地名を提示したり。結果は、1対2で琴似工業の勝利。Bチームも健闘しましたが、惜しくも届かず。季重なりを指摘しないなど技術的に足りない部分もあったと思いますが、メンバーの入院をはじめトラブルが多発した中、めっちゃ頑張ったと思います。お疲れさまでした。

 という訳で、北海道大会の優勝は、旭川東高校Aチームでした。北海道代表として、またBと琴似工業さんの俳句への思いも背負って、松山で暴れて来たいと思います。五十嵐先生にも「松山では存分に暴れてね」とのお言葉をいただきましたから。また個人賞には、Aチームのリーダー(つまり僕、開来山人……こういうときって本名出すべきでしょうが、うーん、作品集に収められたときに探してみてください)の句が選ばれました。「引越しの部屋に目高の残りたる」。文句なしで選ばれたとのことで、非常に嬉しく思います。「屈折した感じ・軽い喪失感」との講評もいただきました。ありがとうございました。

 大会終了後、琴似工業のある方が、駆け寄って1枚の紙を差し出してくれました。なんと、対戦相手なりに、旭川東のディベートについて、感想と考察をまとめたのだそうです。短時間で、しかもびっしり。個人的なものだそうですが、こんなに嬉しいことはありません。本選に向けた練習で、大切に検討させていただきます(いや~嬉しいな、こんなことって今まであったかしら)。

 Bの一年生には、試合後何度もこぼしていた「悔しい」の言葉を原動力に、明日からもっと本格的な俳句の勉強をしてほしいと思います。ディベート練習だけでなく、作るときから、準備が必要だと感じます。知り合いの高校生俳人が「各兼題に30句しか作れなかった」と言っていました。旭川東は候補句のノルマは3句。それも、AB問わず、実際には1句しか用意できなかった場合もあります。もっと根本的な俳句力を作ることが大事だと思います。

 Bのリーダー、小鳥君、お疲れさまでした。彼は三年生ですが、実は俳句を始めたのは今年の4月。小説専門だったのが、急に俳句に目覚め、短い間でめきめきと知識も得て、そしてBを引っ張った、まさしくリーダー! って人です。凄いよな……。

 Aチーム。勝つために、きっと3チーム中いちばん練習を重ねました。いろんな句を見て、実際に向き合えば、いいディベートができると信じて、まずは来る日も来る日も攻めの練習をしました。リーダーがいろんな句を集めました。昨年度の俳句甲子園、高校生中心に若い人間が集まった「青春句会」、佐藤文香選句欄「ハイクラブ」、神奈川大学俳句大賞、ウェブマガジン「スピカ」、大御所の句集からも持ってきました。改善点を指摘するだけが練習ではなく、こんな面白い句があるから見てよ! という意味も含ませました。だからAチームの柱の一つは鑑賞の豊かさなのです。きっと。また攻守を問わず三年生の空集合さんにサポートを頂き、直前には部長やOGの岡本さんにもお世話になりました。ありがとうございました。

 そしてリーダーは、何より、メンバーの俳句愛を大事にしたいと思うのです。俳句愛って、たとえば、御中虫さんの句を見て「なんだこれ!」と大爆笑すること。たとえば、池田澄子さんの句を攻めたあと、「けどやっぱ、わたしこれ好き」と言うこと。たとえば、メール句会の翌日、「あの句好きだったー」と練習そっちのけで話すこと。8月の本戦に向けて、いろんな練習をしていきますが、その根本に、こういう俳句愛を据えていきたいと思います。

 長々と失礼しました。8月の松山本戦、頑張ってきます。応援よろしくです。「参戦記SIDE-B」も続けて掲載される予定ですので、そちらもよろしくお願いします。