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【句会録】秋田句会

 十月三十日の東北文芸秋田大会の夜に行われました句会の結果をお知らせします。今回は札幌のカザマックスさんがご参加くださいました。
・出詠者~木村杏香、柳元佑太、藤田そら、カザマックス
・当季雑詠
・投句は一人一句、選句は一人一句
・括弧内は選者名




月光と黒髪の青年と咳 藤田そら/無点句
・中七は誰のこと?
→和虎くん (藤田の小説の主人公)
・月光や、にしては
・季語は月光で秋で (咳も冬の季語である)
・この三つの組み合わせが好き(詠者より)

店員の手より胸より栗こぼれ 木村杏香/一点句
(柳元)
・秋っぽさがこぼれるというところから伝わる
・景が少しぶれる
・中七のリズムが良い
・実景で、光景をみて使えそうだと思った。(詠者より)

ねんごろに轟く舞踊秋うらら カザマックス/二点句
(木村、藤田)
・ねんごろという響きが良い。俳句で使えるんだなぁと。
・それぞれ近いのでは
・季語が少し動く
・見たものをそのまま書いた。「舞踊」「秋うらら」を決めてから、上五を決めた。(詠者より)

ドット絵のような紅葉歩きけり 柳元佑太/一点句
(風間)
・昔のゲームみたい、画質の荒い感じ
・ドット絵という言葉にインパクトがある。


 超プチ句会になってしまいましたが、カザマックスさんありがとうございました。またお会いできるのを楽しみにしています。



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